舞い散る日々のなかで踊れ

散財していくタイプのおたく。

NEWS 『LIVE TOUR 2015 WHITE』DVD鑑賞会

かねてからNEWS担の友人に『WHITE』のコンサートツアーのDVDが出たら観てほしい、と言われていた。

というか「ロメオ 2015」をぜひ見せたい、と言われた。
それはなぜかというと、わたしがNEWSは小山さんがいちばん好き、と言っていたからだ。
 
というわけで、先日発売されたばかりの『WHITE』の鑑賞会をひらいてもらった。
 
 
ひとことで言えば、とてもよかった!
これ会場にいたらさいしょからさいごまでたのしくてしょうがないだろうなあというのが映像からも伝わってくるのだ。
まず「MR.WHITE」がはじまったときの、照明とペンライトの白がとけあうような光景は目がくらむものがあった。
この『WHITE』のアルバムは、発売された頃にしごとの作業中にがんがん流れていたし、Mステでも観たので、知っていたはずだけれど、こんなにかっこよかったっけ!?とおどろいた。
これからぜったいすごいことがはじまっちゃう、どうしよう!と焦りにも似たなにかがほとばしる。なぜ焦りか、というとさきへさきへ、光のスピードのごとくはしりだした期待感に映像を追いかける目が追いつかないからだ。
白一色のドームのうつくしさをおそらくはじめて見た。クリーンでまぶしくてただしかった。
「ONE」の衣装にあわせて照明もカラフルになるところもいいし、「ONE」をもってくるところもいい。だがたったのまだ二曲目だ。二曲ですでに異論をとなえる余地のない世界がひろがっていて、単純にすごいな、と思う。
「恋のABO」と「NYARO」まででもう、ファンとの信頼関係がすごくあるのだな、と感覚的なものでしかないのでうまく説明はできないのだけれど、そういう感覚に陥った。「一体」ということばで括るのはかんたんだけれど、ただそれだけでもない。おそらくおたがいに「たのしいことがわかっている」もしくは「さいごまでたのしくいられることがわかっている」と信頼しきっているようにわたしの目からは見えたのだ。
さすがデートと豪語するだけある…
 
アイドルとファンというのはほんとうにそれ以上でもそれ以下でも実際はないのだけれど、「自担」とはなにか、ということや、信頼関係が築けるかどうか担当であることのひとつのポイントなのではないか、ということをさいきん悶々とかんがえているじぶんに、NEWSのライブはあるひとつのかたちを提示してくれた気がする。
ちなみに増田くんが「weeeek」とスクリーンに白のペンで書いた直後に、小山くんの煽りとともに「weeeek」が間髪いれずにはじまる瞬間がとてもすきだ。
こういう瞬発力にしびれる。書いている途中でもしかして「weeeek」くる?とあがる気持ちにがっちりあわせるように繰りだされるときに生まれるエネルギーのつよさで、一気に連れていかれるからだ。
もうこれはたのしいというほかないし、しあわせというほかないし、ライブ最高、というほかない。
 
わたしはこれまでNEWSのライブDVDは「LIVE!LIVE!LIVE!」と美恋魂、そして10周年のときのもののみっつしか観たことがなかった。10周年から一年あけてのライブがこの「WHITE」だと記憶しているのだが(まちがっていたらごめんなさい)、そのあいだになにがあったの?と、しらないうちになにをしていたの?とおもわず胸中で訊いてしまうほど、格段にライブの質があがっていることに衝撃をうけた。もちろんこれまでがだめだというはなしではなく、それぞれどれも良いし(美恋魂は陳腐なことばでは語ることは許されないほどのものだ)その時点での最高点からさらに昇華され、洗練され、想像以上に進化を遂げている印象を受けたのだ。
いつのまにNEWSってこんなにすごいことになっていたのだろう。
 ちょっとただごとじゃない。
 
新旧の楽曲を織りまぜながらライブは進んでいくが、なにせほんとうに気持ちに息をつく暇がなかった。
キャッチーで気分の跳ねる曲だけではなく、ミディアムテンポやバラードさえもいちぶの隙もなくくりだしてくる。
「KAGUYA」すき…余談だけれど、蜷川実花にジャニーズ男子を撮った写真集を出してほしい切実に。むせかえる毒気とうつくしい男子の親和性は想像しただけで震える。
うつくしい男子×和もかなりすきだとあらためて思った。「さくらガール」儚くてうつくしかった…こっそり泣いた。
 
観る前に友人が今回のコンサートのテーマを解説してくれていたので、そういう目線で観てみると、なるほど、と思った。
ストーリーがわかりやすく描かれていて、セットリストにむだがない。ストーリー性を持つテーマで構成するとき、はじまりからおわりまでのなかに、観客にあれ?と疑問を持たせてしまうと、それはとたんに破綻する。過剰でもだめだし不足でもだめ、ちょうどよい塩梅というものが必要だ。ちょうどよい塩梅でありながら、観客を置いてけぼりにせず、いっしょに連れていき、なおかつエンターテイメント性にあふれたものにするこのひとたちすごいな…とちょっと畏怖の念を抱いてしまった。
ライブにおける定番曲やシングル曲は、一曲としてとりだしてみるとテーマから外れる可能性も高い面は否めないけれど、全体の流れのなかでの、テーマを思わせるポイントの置き方がうまいんだろうなーと。
というのも「BYAKUYA」はアルバムで聴いたときからNEWSらしからぬダークな世界観の曲だな、と思っていたし、以前友人がカラオケで歌ったときに画面に映し出される歌詞を見たときにもおなじように思ったのだが、ライブでも黒を基調としたダークなステージングが展開されていた。そこから「SNOW EXPRESS」「Winter Moon」というホワイト感のある二曲が連続できたときに、あーーーーーー!!もしかしていま広がった黒がどんどん白に!!!???というえもいわれぬ興奮と感動につつまれたからだ。
イメージとして、エヴァンゲリオンのTVアニメ版第拾参話「使徒、侵入」で、ウィルス型の使徒がネルフのマギシステムをハッキングして、赤く侵食されていくのを、カスパーが青くひっくり返すようなかんじ(伝わりづらい)
 わたしの脳内では「まだ一秒以上も余裕があるわ」ってPCカタカタしてるりっちゃんが言ってた。
ほんとうにただごとじゃなかった。
そこから任務完了とばかりに世界に希望をみせて、本編のラストが「SEVEN COLORS」というのも憎いなあと。
 白ではじまって七色でおわるんだ…すごいね…終わった瞬間はちょっとことばが出なかった。
そういえばアンコールで両側のスクリーンと手書きの文字がつながって曲名になっていることにいま気がついた!!すごい!!と興奮していた友人がおもしろかったw
現場にもはいって、DVDももう何十回も観ていると言っていたのに気がつかなかったんかーいw
さいごにもういちど「NYARO」もよかった。NEWSのみんなもファンの子たちも、ここが世界でいちばんしあわせな場所、と言わんばかりの笑顔!笑顔!笑顔!
あーいいな。ほんとうに。
 
 
ジャニーズの子たちはライブが真髄だとほんとうに思う。いちばん進化を感じるばしょだ。みんな毎度毎度更新してきてあたまが下がる。
しょせんアイドルと馬鹿にするひとにほど観てほしいと思ってしまう。
彼らはほんとうに真面目だし、上昇思考がつよく、つねにものすごい速度で成長していく。
わたし自身はたとえばJr.までの幅広くすべての現場に入っているわけではないので、もちろんこぼしているものも多いだろうけれど(もったいない…)それでも彼らのつくりだす世界に飛び込んで、この進化を目の当たりにできるのはジャニヲタ冥利につきるなあと思う。


ちなみに小山さんの「ロメオ2015」はしんだ。最あんど高でした…
友人(シゲ担)に「これ、小山担みんなしぬやつだね…」って言ったら
「いや、むしろここにいる全員しんでるから」って言われた。
ロメオを歌う小山さんはせつないのに、なんでかこのせつなさがじつは偽物で、明日だまされて裏切られたとしてもかまわないなっていう気分になってしまった…
なんというか奥行きがあるというか、表面に見えているものだけがほんとじゃないと思わせるようなふかい魅力があった。
今年のツアーのも更にいいからぜったい見せたい、と言われている。
やばい…けーちゃん…どんなにすごいんだ…

あ、あとコールドプレイの「A sky full of stars」を彷彿させるような増田くんのソロ曲がとてもよかった。もしかしてすきなのかな?ちょっと気になる。
アイドルってすごく雲の上みたいな存在なんだけれど、こう、じぶんとおなじものを聴いているのかもしれないという世界が存在している事実がとんでもなくいとしいと感じてしまう。







 

その特典についてI SCREAM

発表されてしばらく経つのでいまさら感あるけど。

いいかげん「FIRE!!!」じゃなくて良くね!!!???

あれは、じゃーにーで完結したはずなのですが、そのあたりはどうなのだろうか。

わたし「証」でしんだくらい、じぶんでも藤北シンメ厨だと思うけれど、そんなわたしでもえーべっくすさんはどこまで藤北のふぁいあひっぱるの?という気持ちでいっぱいである。

いや、わかるよ、わかる。めちゃくちゃ沸いたもんな。わたしもナゴヤの初日見切れ席だったから全然みえなくて、それでも座席から転がり落ちそうなほど沸いてたし、わかるんだけれども。でも、鮮度ってものがあるじゃない?

個人的に「FIRE!!!」というのは、2014年のドームツアーのセンステで、約5万人に目撃されるための曲とパフォーマンスだったと思う。

正直なところ去年も「証」のみでいってほしかった。

なんだかさいきん雪解けをかんじなくもない(というかたぶんわりと一枚岩にならなければいまはとうてい乗り切れないような現状だと推測する)けれど、引っぱる必要あるかな。

藤ヶ谷くんの10000字インタビューを読んで、未だにシンメを総括できていない感ありありのところをみると、もういいんじゃないかな?やらなくても。北山くんに申し訳ないだけ!!

わたしが4年みたものと、過去の憶測でしかないので、藤北の歴史云々を語るつもりはないけれど、単純にあれはもうあのときに完結したよ、と。あたらしいことやろうよと言いたい。

あの曲はほんとうに、ドームの真ん中で宗教じみた熱狂的な視線と歓声を浴びながら、当の本人たちはその渦中で我関せずな顔でやり通すのがクールで、狂気的にかっこいいのであって、あらためてMV撮りましょうっていうものはないのでは?という疑問を拭えない。

数字、戦略、需要。アイドルを取り巻く環境にはいろいろと事情があるとは思うけれど、瞬間の爆発にものすごく熱量が生まれる作品はもうそのときのその瞬間がDVDに収録されていればわたしはそれで満足だ。

MVをあとからつくるくらいだったら、あのときのライブの写真をジャニショで売ってほしかったよ!!!


さよなら、あなた不在のかつてのすばらしき世界。

この1ヶ月のことを、書かなければ整理がつかないとは思いつつ、書いたところで整理がきれいにできるとも思えないけれど、どうしようもなくて破裂してしにそうなので書く。

 
 
4月3日にKAT-TUNの10Ks!のナゴヤドームに入ったことはすでに書いた。
この直後に29日の東京ドームのチケットを探していて、運良く手に入れることができた。
しごとの性質上、GWなんていうものはないけれど、たまたま金曜に休むことの多い自分は祝日ながらこの日もシフトがやすみになっていて、これは行かなければ後悔するだろうと、思っていた。
 
すきなバンドが解散するとき、いつもさいごのライブを観ずに、後悔ばかりしてきた。
とくにミッシェルガンエレファントの幕張のラストライブに行かなかったことは、人生の中でいちばん悔いているし、このさきも一生後悔しつづけるだろうと思う。
そのときそのときに、今となっては言い訳めいている気もするけれど、それなりに明確な理由がある。若すぎて遠征なんてできなかったとか、すこし趣味が変わってよそ見していたとか、人生の節目と重なっていたとか。
わたしなりにその瞬間にベストな選択肢でありながら、結果的にいつもふりかえっては泣いて揺れ惑っている。
 
もちろんKAT-TUNは解散するわけじゃない。
けれど、ある種、これまで経験してきた類の後悔にあとからおそわれてしまうであろう予感だけはひしひしと感じていた。
解散するかもしれないという悲壮感ではまったくない。そもそも彼らもそんなつもりは毛頭ないだろうし、じぶんもそれを信じきっている。
ただただ、衝撃だった。それくらいのライブだった。このさきを生きていくためにも、もういちど、すべての瞬間を焼きつけなければ、ぜったいに後悔する、とあの日終わった瞬間にかんがえた。
 
学生のころにはじめてロックンロールを知ったときの、これまでの人生が振り切れるくらいに血肉躍る感覚に陥って以来、胸ぐらつかまれるものなんてそうそうねえよ、と思っていた。
すきなものはたくさんある。ふえたりへったりしては、慈しんできたものはいろいろとある。
だけど、もう音楽からそんな衝撃を受けることはないだろう、と、あれは青いからこその衝動なのだろうと思っていた。
でも、それに似た、あるいはそれと同等のものが、ナゴヤドームにはあった。
 
他担なのに、と思った。
他担のくせにアニバーサリーライブにはいって、申し訳ないはなしだし、だけれどあんなにすごいものを見せつけられたからには黙っていられなくて、感傷を極力避けた感想を書いたけれど、変なテンションの記事になってしまったのは、かつてもう二度と味わえないだろうと思っていた、むせかえるような衝動を、まさかアイドルに叩きつけられるとはまったく予想外で、動揺したからだ。
他担なのに、ここまでじぶんが与えられてしまっていいのだろうかと思った。
ジャニヲタ、とひとくちに言うけれど、そもそもわたしはたかだか4年くらいの永遠の新規だし、今まで入った現場もキスマイ(自担)とJUMP、あとはドリボ+α(舞台挨拶とか)という、ものすごくミニマルなヲタ活動で、如何せん土日が基本的にはやすめないせいも手伝って、事務所担とも、DDとも言いがたいような状況で他のGはテレビやDVDでたのしみましょう、というタイプの不埒なヲタだ。
歌番組やバラエティーでみたり、CDを聴いたりするところから、おもしろいとかかわいいとかすてきとか、このひとたちすき!みたいなちょっと特別な感情がわいて、さらに一歩踏み込みたいと思って現場に行くような、フットワークの重い奴がわたしだ。
KAT-TUNの場合は、ただかわいいとかじゃなくて、このひとたちの音楽かっこいいな……(ナゴヤドームの記事でもひとり楽曲大賞の記事でも書いたので割愛)っていう前提があって赴いているから、こんなふうになるのも想像できたことなのに、あの日までわたしはそうとう無防備にいて、そうしてそんな無防備でいるから、案の定傷だらけになった。
 
 
3日にドームから帰って以来、手持ちのDVDや番組を録画したものや、CDやウォークマンを絶え間なく再生しつづけた。まだ持っていなかったDVD買ったり。
そうでないと落ち着いていられないというくらいに。
行く前もたのしみさでそうとう観ていたはずだし、もうずっとなやんでいた職場での問題につぶれそうになっていたことを忘れるくらいには、KAT-TUNを観てたのしんでいたのに、それを凌駕するほどの量を摂取しつづけた。口いっぱいにふくんでも、吐き気など催さなかった。飲み込んでも飲み込んでもわたしは飢餓状態に陥っては泣いていた。
文字にすると単にどはまりしたな、というかんじだけれど、体感としてはそんなものではなくて、我ながら宗教じみていたと思う。
わけがわからなかった。ただ、なにひとつ逃さないために、そんな気持ちだったのかもしれない。
 
4月29日の朝、新幹線に乗っていた。
おろしてきたパンプスのサイズがあわなくてあしがそうそうに痛くなって泣きそうだった。名古屋で買い損ねたグッズをかなり買い足すつもりでお金を持ってきたのに、パンプスを買い直すのは無能のきわみだと、ひどくむなしくなる。
でもそうじゃなくても泣きそうだった。
自分でも意味がわからなかった。
風のつよさに充てられただけで泣きそうになるなんて、人生の中でもそんなにあることじゃない。
東京にくると、池袋に行ってメイトの本店とかリジェショについでに行ったりするのにまるでそんな気が起きないことにもおどろいた。
でも秋葉原には行った()
トリオに行ってUDXでご飯食べただけですしおすし。
 
なんかもう浮き足立っていて、煙草の量だけが増えていた。どうしよう、どうしようどうしたらいいってばかり思っていた気がする。どうしようもないのに。
そうだ、キスマイのときとかも思ったけれど、ジャニヲタのみなさんってたぶんわりとはやくから会場周辺にいると思われるのに、開演5分くらい前に入場口が劇的に並んでる光景がなんかおもしろくてすき。
わたしも遠征のときはわりかし早くに会場にいるのに、いつも入場はぎりぎりだ。
今回もお茶の時間が長すぎて、入場はぎりぎりとなった。パンプス痛いまま走るはめに……
 
 
そんな入場だったから、わたし意外と大丈夫かもって思った。
ちゃんと観てられるかもって、どさくさに紛れて激的にお金ないのに29日に間に合わせるように買ってしまったペンタックスの双眼鏡をあわせながら、思った(防振欲しかった…)。
だけど、6時過ぎに、水柱があがった瞬間に、とんでもなく動揺した。
わたしにとって、ライブに水演出というのは、ジャニヲタになってものすごくカルチャーショックを受けたひとつだ。
何度も言うが、これまではライブハウスだ。汗は飛び交うことがあっても水はない。野外なら雨はありうる。けれど雨は、アンプ直結のギターで感電しない?などという知識としてただしいかもわからない、なぞの心配とともにいつもあった。
雨にぬれながら踊るのはたのしい。けれどアンプは大丈夫なのか、エフェクターはしなないのか?それがわたしにとっての、ライブにおける水だった。
ジャニーズはドームで野外で劇場で、水をふんだんに使って舞台をいろどる。
KAT-TUNのライブで使われているのをDVDで観ていたわたしは、名古屋で「今回は水ないのか……」とすこし残念に思っていたのだ。
水演出というものを、この目で見てみたい気がしていた。
だから、水が幕のように降りて3人が現れたとき、とんでもないことが起こっている気がして、また「GOLD」で泣いていた。
むしろ、そこからずっと泣いていた。泣きながら、わたしをゆるしてほしいと思った。だれにゆるしを乞っているのかもわからなかったけれど、とにかくだれかゆるしてほしいと思っていた。
もちろんむかしのことはしらないし、想い出もない。
泣く資格なんてないと思ったけどとめられなかった。ごめんなさい。
だけどたとえば「THE D-MOTION」はやっぱりダンスマシーンになりたい人生だったし、このために買ったと言っても過言ではないくらい「MOON」は野鳥の会していたし、「In fact」はレーザーがスタンドのうしろまで届いてくらくらしたし、MCやボイスクロックの収録は可愛かったし、全編のなかでおどったりたのしんだりうたったりもわらったりもたくさんしていた。
なんだろう、きっと徹頭徹尾エモーショナルなんだと思う。エモーショナルすぎて、わたしの感情を振り切ってくるのがKAT-TUNだということはよくわかった。
水が加わった「UNLOCK」の演出は一生忘れることはないと思う。
三人とも神様が造った芸術だとか、きっとこうやって、ありつづけることのほうがすばらしくて尊くて、ずっとたいせつなんだ、とかそんなことが脳裏をよぎってまた泣いた。
あいかわらず偽りなくまっすぐに届いてくる上田くんのことば、オーラスには泣いちゃうんじゃないかなあと思った、なんだろう、こう、納得していると言いつつまだ宙に浮いているような中丸くんのことば、わたしなんてごくかんたんに「職場きらい」とか言えちゃうのに、それが言えない、言わずにいたい、言いたくないそんな場所でずっと長い年月闘ってきた亀梨くんのことばは、こんなすこしの期間でもジャニーズというものを知って、10年のうちのほんのすこしだけだけれど、KAT-TUNをすきと思えたじぶんになれてよかった、と思えるほどのものだった。
ジャニーズとかだっさ、とか若気の至りで言っていてほんとうに申し訳ない。出会えてよかった。ほんとうに。
わたしみたいな存在の人間をライブに迎え入れてくれて、こんな気持ちを与えてくれた3人と、44999人と54999人のハイフンの皆様に感謝したい。
 
わたしは次の日からもうしごとだったので、バスで帰ってしごとして、5月1日。
6時ごろに職場で、はじまるなあと、ちょっと涙ぐんだのはないしょ。がんばれって、思いながらわたしもがんばろう、と。前日のレポを読んでいたので「疲れてたもんな、寝とけ」みたいなボイスクロックがほしかったなあなんて思っていた。「はたらく女子むけ」みたいななかまるくんのボイスにはついぞ立ち会えなかった…つ、通販ないかな。ないよね。
しごとがおわって、レポがあがってくるのを待って、中丸くんが号泣していた、というのを見て、なんだか、やっぱり、と思った。
これはわたしの憶測でしかないし、勝手なはなしなのは承知だけれど、入った公演でのことばや、夜会に出演したときのかんじやさいきんのその他もろもろもぜんぶひっくるめてなんとなく、今回のことで彼らは事務所から「解散」という選択肢を提示されたんじゃないか、という疑問がどうしてもぬぐえなくなった。
そして、それにぜったいに従わず、抗ってくれているのではないかと、だからこその「いっしょに戦ってください」なのかな、とそんなふうに思ってとまらなくなった。
彼らのようなひとたちが傷ついて、そんなふうに泣かなければいけない世界など、あっていいはずがない、と思った。
彼らがしあわせに笑える未来のために、わたしになにができるのだろう、と。3日と29日にあの場所に立ち会った人間として「いっしょに戦う」ことを担えることはなんなのだろう、と考えた。
応援しているひとが目に見えてたくさんいることを示せるかたちはなんなのだろうと思い至った結果、ファンクラブにはいろうと思った。
つぎの作品がかたちになって世に出るときにも、それを示せる機会はあるのだけれど、まずそのまえに、それがいちばんはやく、わたしなりに事務所に見せれるかな、と思ったからだ。
もちろん、だからといって、「ハイフンです」なんてすぐにずうずうしく名乗る資格はないとは思っているし、藤ヶ谷くんのことも、1万字インタビューを読んでかわったなあとか、まだ情けないことも言っているなあと思いつつ、これからの成長を見守ってい
きたい自担ではあるので、ほんとうに申し訳ないはなしでもあるけれど、KAT-TUNの3人が個々にパワーアップしていくのを応援しながら、つぎにわたしたちのまえに立ってくれるときには、「ハイフンの仲間入りをさせてください」って言えるようにずっと目をはなさずに追いかけていこうと思っている。
 
 
 
ここからは余談。
至極まっとうな事実として、アイドルなり二次元なり、なにかに夢中になるとき、それが多ければ多いほど金銭的ななやみが発生するものだ。
お金は無限ではないし、これはとうてい避けられない事態であるとともに、わたしたちが「あなたにかけています」という意志表示をするにはやはり、お金を落とすということ以外に選択肢がないのが純然たる事実であったりもする。悲しいかな。
まあかんたんに言えばすきなものが増えれば他ジャンルに使っていたお金を必然的にまわさなければ生きていけないということだ。
「2次元こそうらぎらない♥」などとのたまわって多方面に手を伸ばし、果てはあらゆる同人活動にまで及んだわたしの人生の最大勢力「2次元」を、一旦完結させるという暴挙をもたらしたかつんちゃんすごい。
まあここ数年好きなキャラも黄瀬くんから更新なかったうえに黒バスほんとうにおわっちゃったし、艦これは鬼畜イベント展開してモチベがん下げしてきたし、もういいや、とりあえずジャニヲタ一本で生きようかな、と思わせたかつんちゃんほんとすげーと他人事のようにじぶんの変化を眺めている。
とはいえ、しごと柄、コミックは読むと思うし、原作のあるアニメに関しての情報は必要なのでそうすぐにはかわらないんだろうけれど、「僕なりの恋」のワンフレーズが脳裏をよぎらないこともないくらいには、じぶんでもおどろいている。
 正直KAT-TUNってうたっておどってるときや、静止画だと2次元みたいなものだし…でもしゃべりだしたりわちゃわちゃしだすととたんに予測不可能なかわいいこたちになるんだ!
はい、3次元最高か。
はあ〜〜〜〜なかまるくんに「会社に電話しといてやるから寝とけ」って言われたい人生だった。
 
通販ないかな!!!!!!
 

 

ひとりKAT-TUN楽曲大賞に興じてみる。

担当がありながら、他Gが最沼という状況はありえるのでしょうか。DDへの道を歩む第一歩なのでしょうか、それとも人によってはそれをかけもちのはじまりと呼ぶのでしょうか、担降り間近と呼ぶのでしょうか。とにもかくにもKAT-TUNのDVDの鬼リピが今日まで1日たりとも止められないわたしです。これが沼という自覚だけはしています。

 

さて、本題。ツイッターに浮上してなかったら、KAT-TUNの楽曲大賞やってたこと知らなくて、参加したかったのに…!と涙を飲んだ。というか、10周年だしあったら絶対投票する!!とか意気込んでたのに終わってたよ。無念。

 
10Ksの感想で、KAT-TUNの楽曲がライブに赴くきっかけになった旨を書いたので、だったら今個人的にやろう、と。とはいえ順位をつけるのは難しかったので時代を限定せず、自分が特に好きな曲を時系列順に羅列しちゃおう、と思いたったのですぐやる。
あらかじめ悩みつつ20曲程度に絞り込んでみたのだけれど、結果から言えば20曲じゃ足りなかった。全部と言いたいぐらい名曲ぞろいなので、泣く泣く外した名曲多々。謝り倒したい。
残念ながら過去のライブに参戦していないので音源化されなかった曲は除外。()のなかの年は、CDとして発表された時点とする。
あわせて感想も書くつもりだけど、圧倒的語彙不足になるだろうということが容易く想像できてつらい。やばい、と言い出したら最大級の褒め言葉ということにしておいてください。
 
ちなみに余談ですが、ジャニーズを好きになる前の音楽の趣味はいわゆるロキノン厨でした。椎名林檎チバユウスケが世界で一番かっこいいと思っていました。EDMも好きでエニィタイムダンス!な人間でした。今は、今年のサマソニレディオヘッドがくると知って絶対行かなくては…と思っていた矢先にキスマイのツアーが決まり、そんなに休みとれねーな…サマソニやめるか…(瞬時に判断)みたいな日常を送っています。
 
***
 
・NEVER AGAIN(2006)
これデビューアルバムだよね??なにこのこなれ感。すでに個性と才能の集合体感がやばい。マイナーコード信者な自分にはもうはじまった時点で名曲の予感しかしなかった。打ち込みにアコギを乗せるとかもう胸がざわざわしてしょうがない。しかも「I never understand 若すぎたのさ 優しさだけじゃ愛せないから」という超名フレーズでAメロが幕をあけてその予感が正しかったことを知った。腰からくだけて落ちてしまいそう…いや、くだけた。
色気はもちろんあるけれど、まだ6人の声が若いので背伸び感混じりの荒々しさもあって、刹那さに拍車がかかっている。あと赤西くんのフェイクは声高いって言われていた女の自分にもまったく出せない未知の音域だった。彼の音域の広さにも感服。
 
・WILDS OF MY HEART(2006)
雨が頬濡らして世界の片隅で君を愛して夜の暗闇にかこまれて傷ついた翼ひろげるKAT-TUNとかほんと昇天する。わたしくらいの世代だと、アレンジになつかしみを感じる。ヴィジュアルロックバンド調なかんじが。アイドルに「いつかは果ててゆくこの命」と歌わせて似合ってしまうKAT-TUNやばい。
CDもいいけれど、プレミアムで骨太なロックをやってきたバンドメンバーのプレイに乗せて歌うのをみたとき、あまりの衝撃に言葉を忘れた。擦りきれそうだった。ただぽかーんと口をあけて泣いてしまいそうになりながらみていた。
田口くんに拡声器与えたの誰だよ…神…
「ライトの流れ追い越す〜♪」から畳み掛けてくるようなメロディと歌詞がほんとうにカタルシス。
すきすぎてウォークマンのシャッフル機能に選ばれて流れ出したら、時間がある限りは小一時間くらいはリピートしているし、夜の街をわけもなくはしりだしたくなる。
 
・PRECIOUS ONE (2006)
ああこんな曲も歌うんだなーと彼らの新たな魅力を発見した曲。ハーモニーがすごくきれいでやわらかく、やさしくて、サビにはいると胸に迫って泣けてくる。ほんとうにときどき、わけもなくさみしくなる瞬間ってあるなあとじんわりきてしまう。
KAT-TUNはバラードも名曲ぞろいなので非常に迷ったけれど、歌詞がとくにすきなのと、新たな魅力発見の面でやっぱりこれを推したい。
余談だけれど、コンサートの最後向きだなあと、歌がおわってインストになって「本日はありがとうございました」って言っているのが想像つくなあと思ってたら、本当に最後に歌っていた時期があったことをあとで知って、ああ…ジャニーズのコンサートの雰囲気をけっこうわかってきちゃってるな自分…って思ったことがある。
 
・Peak(2007)
イントロが流れた瞬間に、衝動的にかっこいいなと思った。そうしたら現れた「傷つく前に ヘッドフォンで時間をとめた」という歌詞。まさにかつてそんな青春を送っていた。そのワンフレーズだけで救われた気持ちになった。「膝を抱えて無傷な夜を見送るなんて退屈なだけさ」「頬杖ついて無傷な夜にうなずくだけなら退屈なだけさ」というBメロの歌詞にも何度も青い時代へ連れ戻されていて、ノスタルジックな気分に浸れるところも気に入っている。
 
・喜びの歌(2007)
聴いたときの多幸感がすごい。抜けがよいロックチューンで生きる気力がわいてくる。外で天気のいい日に散歩しながら聴くのも◎「泣きそうなときは思い出して~♪」の歌詞にさしかかると、しあわせな気持ちとせつない気持ちの両方で泣きそうになる。「対大衆」というより「対個人」の孤独に寄り添ってくれているような気がするから。アルバムだとつぎに配置されている『「un-」』と連続で聴くとさらにしあわせになれる(絞りきれなさをカバーする禁じ手)
 
・Keep the faith(2007)
ヒムロックさまさまの超ロックサウンド。ヘドバンしたくなる異次元のかっこよさ。
若さゆえの衝動と無鉄砲さと根拠なき自信と孤独をコンパイルしたような歌詞だからこそ、今のKAT-TUNが歌うとまったくちがって響く。過ぎ去った青春への憧憬を滲ませるように(そうしているわけではないと思うがついそう感じてしまう)歌う彼らを見ていると、おとなになっていくというのは痛みとかなしみの連鎖で、本当の孤独のはじまりだとふとかんがえてしまう。泣く。
 
・愛のコマンド(2008)
イントロでもうしぬやつ。ハードなリフのさきにあるのは熱い世界かな?と思ったら想像以上にえろかった。「もういい加減覚悟を決めろよ」って言われたらひれ伏したくなる(ドM)
逃げないでっていうくせに切ないね、って言ったり、「確信めいた言葉をどこに投げつけて欲しい?」て強気かって思ったら、いつでもどこでも想っています、さみしい、とか言われると、どうしようもなくすべてをかなぐり捨てて駆け寄りたくなる性癖なのでこの曲を選んでしまうのはもう息をするレベルでしょうがないとしか言いようがない。
 
・SIX SENSES(2008)
KAT-TUN流アッパークラブチューン。個性と才能の集合体感やばい(二回目)。
CDで聴いたときもかっこいいな~と思ったけれど、テレビで歌っている映像を観たときその上を行く衝撃だった。立って歌って踊っているだけでエモくてしびれた。くそ生意気なかんじもいい。イケてないやつは近寄んな感出てていい。女王魂視聴のきっかけになった曲。
6人だとこういう化学反応を起こしてこういう音楽になるのか、という印象。
バンドとかにも、時代やコンポーザーのそのときの音楽の好みやメンバーの変遷によって音楽性が変わっていくことはよくあるので、グループの変遷によって、その時点でのメンバーのフィーリングによって挑戦する音楽の最高点に達しようとするKAT-TUNはこのときも今もアイドルというよりアーティストだなーと思う。
 
・MOON(2009)
わたしに和×ロック、小道具に番傘、もしくは着物、着流し、羽織の男性をあたえないでください。床をのたうちまわるレベルで萌えます。しばらく再起不能になります。
それが一気に押し寄せた2013-2014のカウコンのDVDにて、部屋の温度を2,3度上昇させるレベルで叫び声をあげたうえに、もんどりうって倒れたのはいい思い出です。ワンフレーズだったからそれで済んだものの、フルコーラスだったらきっと泡吹いて気絶してた。
 
THE D-MOTION(2010)
 「DECO」ってはじまった瞬間にテンションが振り切れてぶちあがるし、むしろ最初の2音くらいでからだが勝手に踊りだすし部屋が居間が車の中がダンスフロアになる(挙動不審)
 アイドルのくせに(褒め言葉)ばっきばきに声加工しちゃってて、すげー攻めてんなっていう驚愕の1曲。時代の流行もあったとは思うけれど、ロックサウンド寄りだった楽曲から一転、EDMを取り入れたことでこの曲からあとの楽曲の幅が一気に広がったのかなと思っている。「b」音にアクセントを乗せて流れるようにサビにはいっていくさまが芸術。脳がトランスして溶けそうになる。
 
・PERFECT(2010)
イントロ始まった瞬間に涙目になる。「人と比べながら生きてもしょうがない」「回り道でも一番前」にどんだけ救われているかわからない。喜びの歌のところでもおなじようなことを書いたけれど、とてもミニマルな応援歌だと思う。ひとりひとりに寄り添うように届いて、結果それが広がってつながって大きなちからになるようなそんな世界観。世界が豊かだからみんなが豊かになれるのではなくて、ひとりひとりが豊かだから世界が豊かになる、そんなかんじ。お金とかそういうことじゃなくてね。
 
***
 
半分くらい来たので番外編やろう。ソロ曲。これは1曲だけ。
ほんとねえもし投票に参加できてたら「STEP BY STEP」に一億票くらい入れたかった。ああでも「FILM」にもおなじくらい入れたい…んだけど、やっぱり
 
・サムライ☆ラブ☆アタック/田口淳之介(2007)
もうね、これしかない。だって少クラの映像をはじめて観たときのWhat!?!?!?サムライ!?!?!?ナンデ???角ナンデ???????刀ナンデ????なにが起きた!?!?!?っていう衝撃が忘れられない。いつもクールでホットでセクシーでワイルドでスタイリッシュなKAT-TUNのアルバムに突如として放り込まれたキャラソン。あとにもさきにもこれ1曲だけ。「cartoon」と銘打たれた作品だけにこれが裏、いや真のリード曲では…そんな田口くんの破天荒で自由な、伸び伸びとしたセンスがすばらしい。どかーんじゃないよほんと…「俺、最高!!!」に、ヘドバン並のうなずきを贈りたい。
一度は「やみにひかるー」ってC&Rと「L・O・V・E それゆけ それゆけ た・ぐ・ち!!」やってみたかった。
 
***
 
・SWEET CHAIN(2011)
「会いたかったと言わせたい」までですでにもうだめ。なにこの歌詞!!(感涙)ピアスを揺らし佇む君をもうすこし見ているKAT-TUNを妄想しただけで1日過ごせる。
というか全編通して歌詞が性癖を過剰に刺激してくるのでやめていただきたい(真顔)
まじめなはなし、こういうメロウなKAT-TUNもかなり好き。ファルセットが重なって非常にうつくしい。耳触りがよくて心地よいのに、BGMのようにただ通り抜けていくだけじゃなくて、抜け出せない罠のように確実に捕えてくる。聴くと徹頭徹尾溶けてしぬ。
 
・FANTASTIC PLANET(2013)
KAT-TUN版「抱きしめて!銀河の果てまで!」的なそんなかんじ。聴いて一発で気に入った。
まずもうタイトルが最高。炎のイメージがつよかったけれど、宇宙も似合う。
Aメロから4つ打ちで駆けだして、フレーズが進んでいくたびに絡まるように音が増えていき爆発するときを待っているかのような、そんな期待感を裏切ることなく突き抜けるように開放感あふれるサビになだれ込んでいく展開がファンタスティック。彼らの銀河で踊りまくって衝突して散らばっていく星屑の一粒になりたい。
 
・In Fact(2014)
イントロで奏でられるフレーズが曲中ことあるごとに挟み込まれていて、いちいち鳥肌がたつ。魔王とかヴァンパイアとかが深い森に降臨するような、その場を支配する冷気と霧が立ち込めるイントロのあと、ステップを一段一段あがっていくようなドラマティックなAメロを経て、確実に仕留めるかの如くやってくるBメロの果てに生気が吸いとられた身体に一気に血が通うようなサビ…嗚呼…もうこんなイケな四人にならそのまま血を吸われても命とられてもなんでもいいや…ってこんなアイドル、無神コウ以外に見たことないって思ってたら3次元にKAT-TUNがいた。現実ってすばらしいね。
 
・BREAK UR CAGE(2014)
これ!!!こういうのもできるの!?!?!?っておどろいた曲。ジャジー!
かむひあの演出も洒落てて度肝抜かれた。歌詞も小粋、すかしていながらアイドルである陶酔と寂莫さを感じさせるようでいい。
たとえば、できなくなってしまったむかしの曲があるとして、でも反対にこれは今だからこそできるようになった曲の代表格かなと個人的には考えている。「ON&ON」とかも(再び禁じ手)。この曲が収録されている「come Here」はこれまでの音楽性を経たうえで、さらに複雑化させたような実験的な曲が並ぶアルバムだと思う。
なかまるくんの「いってなー」がかわいすぎてそこをとりだしてリボンをかけてていねいにラッピングしてかざりたいかわいい。
 
・You are DELICIOUS!(2015)
THE D-MOTION「STAR RIDER」(禁じry)あたりの、部屋がダンスフロアシリーズの系譜でありながら、過剰さをそぎ落として昇華させたようなシンプルなこのかんじほんとあいしてる。サビのキャッチーなメロディラインもいい。聴くと永遠に終わってほしくない、踊りつづけていたいと思う名曲。KAT-TUNの濃度の高い夜のぎらぎらしたかんじももちろん良いけれど、抜けるようなハッピーなパーティチューンも至高。
 
・RAY(2015)
これ説明いる…?9uarterで惚れた。これだけはほぼライブの感想になってしまうけれど、たっちゃんが衣装を翻しながら踊り、舞うたびに火花が打ちあがるさまが革命的にうつくしかったし、低音で「放っておいて」と突きはなしつつ、ダンスに激情を乗せる田口くんのエモさはマスターピースだったし、普段はエモと対極にある位置でフラットに淡々と歌うなかまるくんが見せた「WANNA SEE BABY」の爆発は胸が掻きむしられるし、「アイシテルヨと笑って」と、空虚さと切実さを伴いながら愛を乞う亀梨くんのすがたは小説一本書けそうなほど、幾重にも織り込まれた複雑な感情に満ちているように感じた。いや、もうなんか延々リピートできるほど中毒性すごいし、あの時点における最高到達点かな、と思う。劇薬すぎる。これを知らずに過ぎなくて良かったとこころの底から思う。惜しむらくはやはりこの瞬間を生で目撃できなかったこと。
 
・TOKYO STARRY(2016)
むちゃくちゃ洒落てる!でもなんかトラックにも歌詞にもトレンディ感も感じちゃってもうなんだか時代いつ!?バブル!?みたいな、いや、2016!?とかよくわからないけれど、音楽性の高さだけは確実にわかる。
シャンパン開けちゃう!?的しゅわしゅわハッピーダンスチューン。
「1000年待ったっ 流星群の夜にっ 恋人たちはっ」っていう田口くんの歌い方がひたすらかわいい。というかみんなかわいい。歌詞もしぬほどかわいい。東京の夜空とネオンの下で生意気な天使とかいう年下の彼女(イメージ)とデートしている多忙でシティな彼らが脳内で描ける美味しい1曲。
 
・UNLOCK(2016)
 最新が一番最高であることを見せつける進化系デジロック。どれだけ引き出しあるんだか…こわいよ。「Hello,crazy」の軽快さと爽快さと言ったら…!ハロー、クレイジーだよ!?やあやあ、狂気だよ!?そんなこと堂々と言い放って極まるアイドルいる??いません。
ちなみにカードは花柄ジャケット亀ちゃんのイケなソロだったかなーわたしほんと画伯すぎるからあの企画参加したかった…!
 
 
・GREATEST JOURNEY(2016)
「春の猛毒祭り」という危険極まりない気が狂った企画をKAT-TUNにやらせていいの!?と仰天しつつ爆笑して、タメ旅で一気にひきつけられた自分としては入れないわけにはいかない。先日の最終回は泣いた。MVも最高。たっちゃん×タコが天使すぎて震える。この曲を10Ksで聴けてうれしかった。
 
 
***
 
20曲のセレクト相当むずかしかった…シングルいっぱい落としてごめん。ほんとはいれたかったのいっぱいある…正直じぶんには語ることばがなくてあえて入れなかったのもあります…あらためて選んでみるとカップリングまで名曲ばかりですね、というかわりとカップリング厨だった模様。また、好きな音楽の傾向が如実に反映されてもいるなあという結果に。
セレクト、感想ともにかなり個人主観がはいっているので、それはちげーよ!ってのもあるとは思いますが…
6人、5人、4人、3人と変遷してきたKAT-TUNだけれど、どの時代もそのときにできうる音楽に貪欲に挑戦していて、すばらしいアーティストだと思います(小並)
(ソロ曲等の作詞、ないしは作曲をのぞき、彼らが曲を作っているわけではないので、音楽性もくそも、という話もあるかもしれないが、色々なGの制作等のインタビューなどからある程度、次はこういうことをやろう、とか、こういうイメージでやってみない?とか話し合ったり、たくさんの候補曲の中から選んでるらしいということを鑑みて、世に出るそれらを選びとるセンスや表現するセンスを含めて音楽性と定義しています)
 
現時点ではまだ3人のあたらしい曲は1曲(あ、BRAND NEW STAGEもかな?)しかなく、過去の曲を3人で歌っているけれど、この先、亀梨くん、上田くん、中丸くんのフィーリングがどんな新たな音楽を生み出すのか、非常に楽しみでなりません。
 
ってえっ…7000文字越えてる…!長…!ここまで読んでくださった方ありがとうございました。

10Ks!@ナゴヤドームにお邪魔してきました。

KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE 10Ks!

にお邪魔してきた。他担なので、あくまでお邪魔致します…お願いします…という心持ちだ。

本当に衝撃的で素敵なライブだったので、感想など。正確なレポではなく気持ちのまま書き散らします。

もしもハイフンの方が読んでいて、気分を害されてしまったらごめんなさい。でも心が広い方はおなじジャニ好きとして大海原か大草原くらいのどーんとした気持ちで読んでいただけたらうれしい…

 とりあえずね……

 

KAT-TUNかっこよすぎか!!!!

 

いや、あたりまえだよね…うん、かっこいいのは知ってた。だからライブに行ってみたいって思ったんだから…

KAT-TUNにはいろいろあったけれどその歴史をともにすごしているわけじゃないから、わたしは語るべき言葉を持たないし、語る資格もない。だいたい本格的にジャニヲタと化したのも4人になってからのことなので、だから本当にあの日目撃したことと、本当に良いライブだったことだけを。無責任かもしれないけれどご容赦ください。

前日までカウコン(カムヒアのやつ)とかを観ていて、やっぱり4人で作り上げていたステージやパフォーマンスに圧倒されたり感動したりしていたので、正直どうなるんやろう…とは思っていた。どれもエンターティメントに溢れていて、ジャニーズの真髄ここにあり…とかこれが10年(正確にはあのときはまだ8年だけれど)のなせるわざ…とか思うけれど、とくになかまるーぷマシンからの「BLACK」「BREAK UR CAGE」の流れがだいすきです。自分が知ってるジャニーズじゃなかった。なんだろう、アーティストって言葉が正しいのかはわからないけれど、もう、アイドルなんだけれどアイドルの域を超えているというか。たくさんのひとがKAT-TUNのライブを賞賛する理由がDVDだけでもなんとなくわかってはいたのです。

そんなふうに感じていたKAT-TUNのライブにいけるわけなので、楽しみではあるけれど、もちろん田口くんはいないわけで、だけれど感傷的になるような立ち位置にいるのは図々しいし、でもやっぱりそこになにも感じないわけではない…というすごく複雑な気持ちで翌日を迎えたわけです。

プレ販に家族(一緒に参戦。唯一無二のジャニ仲間ともいえるもはや相方的ななにか。家族なのにw)が行って銃など購入してきてくれたのでそれを携えて、とりあえず黒のダブルライダース着ていくかって。双子とかそういうかわいいことする歳じゃないんですすいません、でもなんかKAT-TUNはそれが正装なんじゃないかって思ったんです個人的に。あくまで個人的にです。

開演前コールはカムヒアのときとおなじなのかな?とかいろいろ考えていたのですが、なにもなくあれ?あれ?と思っていたら客電が落ちて、あわわわわ始まっちゃった!と。で、ドクロ旗がスクリーンにはためいて、ついに生KAT-TUNと対面したわけですが…

 

1曲目はじまったとき泣いてた。

 

いや、ごめんて。ほんとそういう立場じゃないことはわかってる。しかもGOLDって旧い曲だよね…歴史なんもしらんやろ!といわれたらほんとそれ、状態なんだけれど、もうなんかそれまで抱いていた複雑な感情が消え去って感極まりました。だって海賊やん?豪奢な衣装でぎらつく海賊やん?二次元ヲタ(そして厨二感だいすき)のわたしがときめかないわけがない。そもそもKAT-TUNってほんと二次元感ある。そんな3人の海賊にこれからの3時間を奪われるわけでしょ?そんなすばらしい話があるかよ!!!

と、すでに1曲目で興奮状態。そこから畳み掛けるように繰り出される曲の数々にもうノックダウン寸前まで持っていかれました。圧巻だよ…(ちなみにPERFECTでもじーんときてたら、たっちゃんの『それそれそれそれ!』に崩れ落ちるかと思ったw)

わたしはもともと邦楽ロック厨のうえ、ダンスミュージックで踊りまくりたいんです。だからKAT-TUNの曲がこうやってつぎつぎに襲い掛かってくるともう人間やめてダンスマシーンになりたくなる。ああ、そうだ、KAT-TUNをテレビで観ているだけじゃ飽き足りなかったのは、きっとその音楽にざわざわするからだ。

キラキラかわいいアイドルっぽさを排除したようなKAT-TUNの楽曲たちは、わたしの感覚をほんとうにざわつかせる。KAT-TUNの真髄であるロックチューンはもちろん、「THE D-MOTION」「STAR RIDER」とか「You are DELICIOUS!」とか「TOKYO STARRY」みたいなクラブチューンをほんとうに気に入っていて、この良さはあかん…ほんとにこれはあかんよ…なんだこれ…と思うくらいに。

あとは厨二感とかメリーバッドエンド感、いわゆるメリバ。すごく二次元ヲタ的発想でごめんだけれど、KAT-TUNの楽曲にはそれを感じてしまい、大好物のわたしはもう死ぬほどたまらない(ちなみにそういった意味でのナンバーワンはWILDS OF MY HEARTです)

そういう前提があってのあの怒涛の前半なので、もうぼろぼろだよね…ずたぼろ。ほんと骨の髄まで奪われた気分だよ…だって、おいでよ、とか、今日は一緒に遊ぼうね、とか、楽しんでねとか言って手招きされてるんじゃなくて、もう手を掴まれて引きずり込まれるかんじだった。ほんと人間やめて、レーザービームが切り裂く会場に浮かぶほこりになって音の粒に漂いたいと思ったよ。やだ、こんなのはじめて(自分でもよく意味がわからん)

しかもバックもいなくて、3人が歌って踊ってるだけでこれだよ…もう意味わかんないよ!すばらしすぎて。

「ここに沼があるよ」じゃなくてもう黙って手を掴まれて沼に引きずり込まれるかんじね(大事なことなので二度)

やべえ…やべえよ…このそこはかとない沼感はなんだよ…いや、もうずぶずぶなんじゃないかな…

くそかっこいい前半のあと突然のドラキュラじゃん…今それやっちゃう?いや、そうだよな10周年だもんな、そうだよな…とか思ってたら、突然のバイク音で、あれ、これどっかで…デジャブ…?

んんんwwwたっちゃんがバイク(三輪w)で疾走しはじめて、もうやめて!わたしのライフはゼロよ!みたいな…似合いすぎかよ。ってかそれ1塁側(むかって左が1塁でいいのよね…?)のとびらのとこで亀ちゃんのらぶゆあ終わるの待ってたん?よし行くぜって思ってたん?

かわいすぎか!!

そしたら今度はクリニックの白衣脱いだ中丸さんがスターライダーはじめて(しかも演出のかっこよさ)てか中丸さん白衣似合う…虚無感漂うフェイスに白衣最高か…

あ、もうこれだめだわ。あきらめよう。うん、帰ったら即DVD鬼リピ決定だわ(真顔)と思った。

パフォーマンスだけじゃなくて、大抽選会とかボイスクロックの収録とかもさ(ちなみにこのときの名古屋の10Ksに来てくれた〜が覚えられなくて狼狽気味のたっちゃんかわいすぎた)…ほんとにファンのために…っていうか楽しませようとしてくれていたり、どうにか感謝を伝えようっていう気持ちがわたしのような他担にもむちゃくちゃ響いてきて、もうずっと震えてた。遺影からの亀ちゃんのああいう悪のりとかだいすきです(小並)本当に、唯一自由でいられる場所なんだから、という一言に集約されるなあと。

あと四回はKAT-TUNでいさせてよっていうのは切ないけどな…これからもずっとKAT-TUNでしょ!!!っていう…そのあたりはきっといろいろな思いがあるはずなので、そうやって簡単にも流せないし、言えないですけど。

 で、わちゃわちゃはじまって中丸さんが調整にはいる感とかね。もう天の使いかよ…

 

後半は、やはりRAYと新曲2曲連続でぶちこんでくるところがひれ伏したいくらいにかっこよかった。あれは神だね……神をみた……神はいた!

からのたっちゃんのピアノ…プレシャスワン大好きなんです。この緩急自在な構成をきっちりと決めるこの3人はなんだ…神様…仏様…KAT-TUN様…最大級の拍手を送りたい…もう手が二つじゃ足りない…千手観音になりたい人生だった。

 

なんかね、3人ともきっとっていうかぜったい傷だらけじゃないですか。なのに「敵無し 不可能も無し」とかさあ…

 

むせび泣くわ。

 

わたしも世界の果てまで一緒に転がって傷だらけになるから…(中二)的なことまで脳裏をよぎってしまう強さ、脆さ、あやうさ。

それがすべて歌とパフォーマンスに乗って心臓に直結してくるからもう。

正直ジャニーズのライブでここまで感じたことないです。わたしがこんなふうに思うのは本当にロックバンドのライブだけ。もちろん、それはグループの色というのもあると思う。かわいいとか、アイドル然としているとか、おもちゃ箱のようなわくわくさとか、あとは距離感とか、なにがよくてなにがわるいってはなしじゃなくて、それぞれの個性ってはなしなのだけれど。

KAT-TUNはほんとにね、ぶっ刺さってきました。

だからわたしはなみだを流すし、こころが震える。それなんてカタルシス。

もちろん今までのジャニーズ魂で泣いたことがないわけじゃないし、感動したことがないわけじゃない。それぞれいつも気持ちが揺さぶられる瞬間はたくさんある。

だけど……ってなんか繰り返しになりそうだからやめよう。とにかく死を予感するくらい心臓を素手で掴まれたっていう。ロックかよっていう。

かと思えば3人の挨拶でただロックなだけじゃない、受け入れがたい現実やかなしみと向き合い、どうにか前へ前へ進んでいこうとする真摯でひたむきな人間としての生の感情に触れるわけで、そこにはおそらくこころからの言葉しかない生々しさがあって、虚構でありながら一線を画さないそのすがたが、また刺さってくるのです。

という最初から最大瞬間風速、最初からクライマックスな公演が終了した。

 

とはいえ、DVDで観て本当にすてきだなって思っていた亀梨くんの感謝シリーズを聞かずには帰れないので…でもGoingあるからなあとか思っていたんだけど、Tシャツで出てきてくれましたね。

「We are KAT-TUN!」もね、すてきでやりたかったんだけど、でも、なんだかそのなかに参加していいのかなあって気持ちもあったんですよね。Weのなかに混ざっちゃっていいのかな?とか…
だけどライブが終わってその瞬間が来たら、混ざりたいなって気持ちのほうが強かったです。わたくしめも混ぜてもらっていいですか?みたいな…いや、ぜひとも混ぜてくださいみたいな。

きっとKAT-TUNが作り上げた3時間の空間がそうさせるのだろうなと。ライブはみんなで作るもの、という意識とか実際の演出、パフォーマンスとか、うそがひとつもないから、まっすぐに届くしみんなで最後にそう言って笑顔になれるのかな、と感じたライブでした。

 

ほんとうに勢いのまま書きなぐってしまった。たのしいとこだけ抜き出しでノリに任せて書いていてごめんなさい。だけど本当に良いライブでした。2016年一発目のライブがこんなに素敵なライブでしあわせでした。

 

 

っていうかさあ、わたし気づいてしまったんだけど、むかしね、ミクシィで「死んだ魚の目のひとがすき」だったかそんなようなコミュニティに参加していたことを思い出したんだけど…

わたしドMなんですよね…虚無が漂う死んだ魚の目フェイスに蔑まれたい願望あるんですよね…こころを許したひとにはやさしかったりかわいかったりするんだけど、ふとゲスさとか黒さがちら見えする二次元キャラとか大好物なんですよね…ついでに言うとフェチは手。手のうつくしさ。

 

あっ…(察し)

 

…とりあえず、宣言どおりずっとDVDやプレミアムのスペシャルライブを鬼リピしています。

 

 

 

 

 

永遠の幻想に溺れる。

たとえば身近な人の死とか、それぞれがそれぞれの道へ進んでいく別れとか
たとえば好きなバンドの解散とかメンバーの脱退とか
わたしたちはそうやって、今までじゃいられないことや当たり前にあったことを失って、当たり前じゃなくなることを、そのときに身に染みているはずなのに、またいつの間にか当たり前だと錯覚して、永遠であると思い込んで囚われて埋没して、また失ってそれが幻想だったと溺れるんだ。


人生は自分のものであることには間違いないし、選ぶのも自分だけれど、このままずっと続いていくたったひとりの不在を背負い続けるひとがたくさんたくさんいるわけで。
永遠に埋まらないピースを心のなかに刃物みたいに残しちゃうのだとしたらやるせない。
やるせなさすぎる。



ところで。やっぱりキスマイは紅白に出られなかった。
いつかいつか、と言ってるといつかを永遠に失う気がする。そういうものだから。
来年辺りにその年唯一のミリオンヒットを出してみんなが歌えるような曲ができればあるいは。
けれどそれでも無理ゲーな気がする。
μ'sは予想通り出場が決まったわけだけれど、μ'sが出るのに、芸能界一ラブライバー名高い宮田さんを出さないなんてセンスないなーwww
出番のときに、司会の横でガチライバー感を出してお茶の間に引かれる宮田を見られなかったのは至極残念なり。

無題。

キスマイは今年も紅白出られないだろうと諦めている。

おととしは出るだろう!と意気込んで出演者一覧をざざっと見てえっリンホラ!リンホラ!と思ってるときに、あっ、か行通り越してしまった…って戻ったら名前がなくて本当に驚愕した。「その年の活躍」と「世論の支持」に関しては、とっくにパスしていると思っていた。いやたかがジャニーズアイドルに世論の支持って…という話もあるだろうが、そこを突き詰めて選考するとこれだけ音楽のかたちが多様化している日本で、むかしのように「誰もが歌える」曲はもう存在しないので、世論=一定数以上のファンをもち、テレビによく出て、名前を売り、名前だけでも知っている人間が一定数世の中に点在している、くらいに考えたほうがいい(ベテランでない若い出場者に限る)。

だから、贔屓目だとしても出ない理由がないくらいに今年は(2013年)はぐーっと来たなと思っていたので、驚いた。

ただ「NHKに貢献している」という点が紅白には相当考慮されている気配なので、そこだけはクリアしていなかった。

それこそ林檎さんが出場したのは朝ドラの「カーネーション」とW杯の「NIPPON」があったときだけなので、それはそういうものだろうと自分の中で思っているし、出てはほしいけど何もなければ落ちるだろうということはわかっている。

まあむかしの林檎さんはどうあがいたって紅白向きではなかったし、本人のキャラとしてもあるわけないと思っていたけれど、事変を始めたあたりから、個人的にはあの人ははやく紅白に出て、エキセントリックだと凝り固まった世間のイメージを、実はこんなに素晴らしい音楽をやっているんだと解きほぐすべきだと思っていた。いや、今この話は関係ない。いや、まあ今年も大勢引き連れて「神様、仏様」をNHKホールでかましてほしいと思っているけれども。師走大晦日の百鬼夜行的なかんじで。

 

閑話休題

 

うん、キスマイね。そうそうNHKへの貢献度が低い。

もちろんこれはすべてじゃない。NHKに貢献してようがしてなかろうが出るひとは出る。だから結局事務所のなにかが絡んでるのだろうと考えるのが自然なわけで。もちろん紅白に出られるのは一握り、というかジャニーズはカウコンがあるので、これまで出場していたGは限られていたし、たくさん出始めたのもここ最近なので、まだまだひよっこのキスマイには難しいのかもしれない。先輩だってたくさんいる。

カウコンがあるから。

実際それはそうで、尤もらしい理由だけれど今年もカウコンにいないんじゃないかと、それも心配している。個人的に、それくらいキスマイって浮いてるというか、いびつに存在していると感じる。事務所のなかで。

それは戦略的なものでそうしているのか、それともそうあらなければならない理由やそうならざるをえないなにかがあるのか、それはわからない。

この話をするとメリー喜多川のインタビューに言及せざるをえなくなるんだけど。

派閥というものは存在していないという言葉とは裏腹に日々浮彫になってもう取り返せないところまで来てるよね。

なんかもう夢がないよね。芸能界じゃなくてもどこの会社にも内部の問題はあるだろうし、もちろん芸能界のそれは一般の会社とはすこし違う部分もあるだろうけれど、大概顧客には見せずに努力するものだとわたしは思っているんだけれど。だからね、すごくがっかりなんだよわたしは。番組ひとつとっても、ものすごく浮彫になってますやんと。こういう風に、顧客に疑念を抱かせたりするやりかた自体が間違っている。内部のおばさんふたりの抗争なんか見せて、エンターテイメント名乗れんのか!と、

自社タレントが一番だと言うならば、自社タレントを「踊れない」と貶して落とすのはやめましょう、いい歳して。

感情論や肉親可愛さだけではもうやっていけないほど母体が大きくなっているんだよ。

 

ああもうこのインタビューを思い出すと怒りが戻るからやめよう。

社会的にこれくらいの立場のひとが、会社やそれを動かしてくれている一従業員や顧客のことも顧みず、ヒステリックに娘!娘!娘かわいいと言っていることが信じられなくての怒りね。後継者はジュリーで異論ないので。ちゃんとタレント全員を守ってくれるならな!

 

とか言っていて今年出場したりしてwまあないかw

今年はμ‘sが出ると踏んでいる。MJの出演とかスペシャルとか、来年のなぜかNHKで再放送とか、きちんと道が作られていますね。こういうことなのですよね。

仕事なので紅白は見たりできなそうですけどね。それよりも体調が戻ったらコミケに行こう!