舞い散る日々のなかで踊れ

散財していくタイプのおたく。

HUGは時代を繋げるか。

2019年の正月、ヤフーニュースになぜか藤ヶ谷くんのまじめさを語る謎の上げ記事が出たときに「ああ今年はなにか大きく動きそうだな」と思っていたのだけれど、まさか3か月でこんなにブーストかけてくるとは。新しい仕事が解禁されていくたびに驚いている。いろいろな動きのなかでも「少プレ」がめちゃくちゃたのしみ。あの番組で、なかなか聴く機会がなかったKAT-TUNカップリング等の楽曲の良さをしみじみと知った身としては、キスマイにもそういうひとがたくさん現れるかもしれないからね!

10周年の足音が近づいてきている。そろそろねえ、そこに向けていろいろあったらいいよね!!と事務所に向かって念を飛ばしたいくらいの気持ちでいた。でも事務所はそれどころじゃなさそうだ、とも思っていた。

実際、いまのジャニーズまわりにはいじわるなトラップがしかけまくられているように感じる。たしかに揺らいでいるんだろうとは思うけれど、だけど時代だって揺らいでいる。ものすごいスピードで刻々と変わっていく時代の上に立って右往左往しているわたしたちだって、なにかを変えていかなきゃいけないんだろう。そういうときかたちのあるものは往々にして揺らぐのだ。その揺らぎを叩いて一気に崩壊させようと考える輩はいる。これはいつでもどこにでも。まあ内側にもあることだってあるのかもしれない。でもきっとそれは再生ありきで、なんだろうけど。そりゃ、愛しているものが永遠であってほしいけれど、ない。できたら永遠にかんちがいしていたいけど、ない。でもその瞬間に観た景色や感じた想いは嘘にならないし、わたしのなかで永遠になるからね、って言い聞かせてる。

それもあって、これからは差し出されたものをぜんぶ飲み込む気まんまんなので最初に「フリーハグ!?今!?」って脳内をかすめたのは正直あるんだけど、期待しかしないことにした。

そのあとディザーMOVIEとディザービジュアルが出た時点で勝利案件だったし「HUG&WALK」聴いたときにはもうこれ確変確定でしょとしか思わなかったので、今はもう期待どころの騒ぎじゃない。たぶんドル箱祭りである。あとはVRでほんとうにハグがあるかどうかそれが重要だ。キスマイのファンではない友人もみっくんとハグしたいらしいので頼むわ~~~~VRに過度な期待をするおたく。

なによりキスマイぽくてすきなのは4月24日に発売するところ。特殊なことがなければオリコンが出るのは4月30日。まあ次の週だったら●●(あたらしい元号)最初の1位(予定)なんだろうけど…それもつぎのあたらしい時代を獲りにいくぞ感がつよくてすきですけど。

そもそもCDなんてもはや前時代的アイテムになりつつあるし、オリコン自体も存在意義がよくわからなくなってきているとしても、きっちり節目に取りにいく(予定)あたりが非常にすきです。

テーマに掲げられている「ボーダー」は、音楽ジャンルだけじゃなく世界とか性別とか個人とかっていうのもあるんだろうけれど、4/30って日本においては大きな境界線がどうしたって引かれる地点で「ボーダーを越えよう」って手を伸ばして広げてくるのはもう、誇大解釈かもしれないとしてもエモみしか感じられない。うん?購入者のほとんどがおたく?ああ〜まあそういうこともあるよね‼

いやもう年数重ねたねってほんとうに思う。ハグというゼロ距離に収束する視点を持ちながら、多様な世界や時代性を映す開けた視点が背景に広がっているという対比、しかもタップひとつではシェアできないものを共有しようと高らかに、そして解禁された曲や写真なんかを見るかぎり軽やか(重要)に宣言してくる今のキスマイ、心の底からあなどれない。いや、これまでもあなどっていたわけじゃないけど、正直足踏みしているようなところも感じてたからね…

軽やかであることが重要なのは、すべてを尊重してこそ真に軽やかになれるのだろうなって思うから。言うのは簡単だけどなかなかむずかしいじゃないですか…そういうの。自分のことしか考えないで「いまわたし軽い!清々したざまーみろ!」(極端)ってなるのとはちがうし…

それこそ、いまの時代にはことさら重要なテーマであろう多様性の尊重、そして普遍である「愛」を拡張してこそ、本当の意味で境界を越えられるんだろうと考えると、この「SHARING LOVE,BEYOND THE BORDERLINE WITH OUR MUSIC」というテーマに重層的に存在するものの大きさに唸るし、わたし自身、そうありたくてもなかなか悟り至ることができなくてわりと悩みがちになることを、体現しているように思うのです。

ハードルあげすぎ感あるかもしれないし、贔屓目もあるにせよ、初回盤の楽曲解禁まであと1日とすこし、いったいどんな楽曲が並ぶのか、感度を最大にして待っているところだ。

まだ解禁は先だろうけれど、藤ヶ谷太輔大沢伸一の楽曲コラボは神すぎるのでそちらも早く試聴したい。