舞い散る日々のなかで踊れ

散財していくタイプのおたく。

おたく的備忘録②ジャニ活まとめ2017

今年、ジャニーズに割いた時間が多かったのか少なかったのか1年経ってみるとよくわからないけれど、いまのわたしの人生を構成しているものの一部に確かに「ジャニーズ」というものがあって、異質だったそれはいつのまにかとても馴染んで当然になっている。そして年々過ぎるのが早くなる1年を右往左往しているうちに、わたしは無意識的にジャニヲタ歴を更新していく。そろそろ5年くらいになるので飽和してくる可能性もあるはずだが、気配もなく今年の12月も年末の歌番組観て紅白観てカウコン観ているのだろうし、来年も新しくリリースされるものやコンサートを心待ちにしながら日々の仕事をこなす自分が想像できる。まあキスマイとかツアーあるのかはわからないけど…

たまにふと「どうしてジャニーズが好きなんだろう」と浮かぶときがある。そんな意味のないこと考えても答えは出ないから、たいていうやむやにしてわたしはまたあの世界に飛び込んでいく。たぶん理由なんてそれほど重要じゃない。このあいだ休憩中に、更新されていたクリスマス&新年のメッセージを顔を浮かべながら上から順番に見て「ジャニーズって控えめに言って最高じゃない?」とか思っていた。おたくちょろい。ひとつのメッセージをとっても個々が垣間見えたし、それぞれが個性的でジャニーズって奇跡の集合体だな?とか考えてた。

それはさておき、まず2017年の楽曲ベスト3から。

 

■2017年の楽曲ベスト3■

赤い果実/Kis-My-Ft2

赤い果実(DVD付)(初回生産限定盤A)

赤い果実(DVD付)(初回生産限定盤A)

 

 今年のキスマイのシングルはわりとどれも好きな路線ではあったんだけど、「赤い果実」に関しては2017年わたしチャートにて2017年末ギリギリに初登場1位に躍り出た。自分みたいなファンにとってはけっこう力技的でもっていかれた印象。とくにサビのメロディとフレーズが素晴らしい。これはわたしの、所謂萌え属性的なもののせいもあるのかもしれない。

赤い果実が成る丘に 今 駆け上がろう

とか言われたら手を取り合って(とは言ってない)駆け上がりたいし、

届きそうで 届かない未来は 僕が取ってあげる いいだろう?

いいに決まってる(むせび泣き)。ってなる。

まじめな話、前々回に今の自分はキスマイ担とは自信を持って言えないから担当を持たないこともひとつの選択肢じゃないかというようなブログを書いたわたしが言うのもどうなのか?とも感じるけれど、キスマイって今年はなかなか厳しかったんじゃないかな、と。で、そういう状況でも「届きそうで 届かない未来は僕が取ってあげる」っていうのはなんだろう、いつもみたいにしんどい、って言葉でまとめるのは簡単だけど、そうじゃなくて、「ベストヒット歌謡祭」ではじめてちゃんと歌詞を見て、もうなんて言ったらいいかわからなかったし、2番とラストのサビに出てくる

僕の心には君が必要だ

 このフレーズには言葉を失った。重すぎる。これまでのシングル曲においてここまで”今キスマイがこの曲を歌う意味”を感じたことはなかったかもしれない。これはあくまで個人的な解釈なのであしからず。つーかこうやって勝手に意味を見出だしたり、解釈沼にはまったりしてまた重くなるのを本当はやめたいんだよ!!

にしても、こういう毒っ気が効いた曲はこれまであまりなかったのでは?らしいんだけど新しい、みたいなかんじ。おたく的にいえば「ベストヒット歌謡祭」のときの藤ヶ谷くんの最後のキメ顔も、前髪で目が隠れがちアンニュイなMステの藤ヶ谷くんにも心から震えました。くっそ、やっぱかっこいいな。

それと初回限定盤Bのゆるスポーツ選手権は最高です。とくに玉森くんが。

中越しのチャンス/亀と山P

背中越しのチャンス(通常盤)

背中越しのチャンス(通常盤)

 

 修二と彰のときはおたくではなかった。その12年後にまさかテレビを視ながら「かわいい;;;;」を連発していることになるとは…人生ってこわい。

まず亀と山Pっていうユニット名がパワーワードすぎるし、CDの売上市場に違いはあるにせよ12年前も今も1曲を一発で最前線にぶちあげられるこのふたりが純粋にすごいと思う。ふたりのユニットの復活は2017年のジャニーズの重大トピックの中に間違いなく入るという側面からもこの曲は絶対に外せない。にしてもこの曲の歌っている番組の録画を観るとだいたい「かわいい」しか出てこなくて困る。IQ溶けてる。

「は~~~かわいい~~~かわいいよ~~~」言いながら毎度振り踊ってしまうわたしはきもみしかない。

Tokyo holic/関ジャニ∞

なぐりガキBEAT(通常盤)

なぐりガキBEAT(通常盤)

 

 「関ジャニ‘sエイターテイメント」のBDを観た感想の記事に書いたので詳細は割愛するけど、主にテレビというメディアにおいての関ジャニ∞のイメージを色濃く受け取っていたわたしに、それだけではない彼らの魅力やすごさを知るきっかけを与えてくれた楽曲。あと今年、世間におけるジャニーズアイコンとしては、関ジャニ∞が無双していた1年だったように感じる。

ほかにはV6先輩の「Can`t Get Enough」やKinki先輩の「The Red Light」もむちゃくちゃかっこよくてすき。

 ■2017年ベストアルバム■

▽ジャム/関ジャニ∞

ジャム(通常盤)

ジャム(通常盤)

 

 この1枚だけでしんどかった夏を越えた。ぶっちゃけこれなかったら今いたかなってくらい。たぶんジャニーズ外のアルバムいれてもやっぱり今年のベストアルバムに選出するかなあ。色々なアーティストからの提供曲とかメンバー作による楽曲とか収録順とかそういう技巧的な面でも高い完成度だと思うけれど、自分にとってはそれ以上に重要な意味を持ったアルバムだったし、この1枚にたしかに救われた日々があった。どうしてこのアルバムだったのかは今となっては理由も定かではないけれど、音楽ってそういうものだよなって思う。

 ■現場まとめ■

▽5月21日:Kis-My-Fts LIVE TOUR 2017 MUSIC COLOSSEUM@静岡エコパアリーナ二部

大混乱、大騒動のまま(いろいろな意味で)突入した今年のキスマイのツアー。倍率高いツアーだったのに盛大にディスなブログ書いてごめん。「愛ゆえ」にが強すぎた。このツアーは回を重ねるごとにいろいろと変更点が出ていたようなので、最終的にどんなかたちになったのかは来年のDVDで確認しようと思う。ただひとつ今も思うのは、キスマイはやっぱりドームが似合うよ。

▽8月5日:関ジャニ'sエイターテインメントジャム@ナゴヤドーム

ご縁あって参戦できることに。はじめての関ジャニ∞、凄まじかったです。バンドすげーなんじゃこのグルーヴ感ジャニーズって一瞬忘れたわやばいーからのアイドルかわいーしんどいーさすがジャニーズってかんじ。語彙力持たないおとなでごめん。「生きろ」泣いた…景色が開けていくように広がる声に細やかに感情が乗って振動して、スタンド後方までまっすぐに差す光みたいに届いた。あの不思議な感覚はちょっとなかなかない経験かもしれない。

▽10月13日:KAT-TUN KAZUYA KAMEMASHI CONCERT TOUR 2017 The ー〜follow me〜@静岡市民文化会館

さすが亀梨和也…KAZUYA KAMEMASHI…濃密な二時間。徹頭徹尾プロすぎて度肝抜かれた。一分の隙もない完璧なパフォーマンス、ステージングってああいうことを言うんだなと。MCや映像演出のときには客席に話しかけたり、ステージに寝っころがって一緒に映像観ていたりしてナチュラルなんだけれど、そういうものも含めてその日にしかありえない一公演としてきっちり完結している。だから終演後これ以上ないくらいに充足感に満ちた。亀梨くんはすべての公演で毎度全員を幸せにしているのだろうなあ。

▽11月21日:中丸君の楽しい時間2@梅田芸術劇場 シアタードラマシティ

 中丸くんの頭の中をそのまま再現したような舞台、という印象を受けた。他人の脳内は計り知れないけれど、ここは彼の思考や感覚が実に縦横無尽に忙しなく動いているのを垣間見ることのできる場所、のような、自由度の高いアーティスティックな面と緻密に計算されて理論的に繰り出される表現が混在しているような興味深い空間、時間。コンセプトは「自分が楽しいと思うことをひたすらやる」だそうだけど、それを実現しつつ細部まで考え尽くされているエンタメだと思った。パンフレットも抽象的だったり具体的だったりするイラストや写真表現、技法を使ったり、新川さんのイラスト等中丸くんのやりたいこと楽しいこと嬉しいことを盛り込みつつ、ファンの見たい聞きたい知りたい需要に応えきっているような内容に、感覚と計算がすごいバランスで成り立っている人なのかな、と感じた。

以上、現場は4回。キスマイに何度か入っていたことを考えると例年より少なめかもしれないけれど、今年は新しいものをいろいろ観ることができて楽しかった。地元よりも遠征が多かったなあ。車でなんなく静岡に行けるようになったし、はじめて「さわやか」のハンバーグも食べた。よく名前は聞いてたけど、あんなに街の中に点在する店だったなんて…(笑)ナゴヤドームはちょうど夏休みがとれて連休だったのもあって、前日の夜にグッズだけ買いに行ったりもして、あの日のあの奇妙な熱をもったテンションはきっとあの夏の日にしかなかったものなんだろうと今思ったり。こうしてひとつの事柄からできごとが幾重にも結びついていくのはやっぱりおもしろい。ジャニーズすきじゃなくても、関係ないところでもそういうことはもちろんあるんだけど、すきになったからこそ味わえてるものもあるって考えるとなんか楽しい。こうなっていなかった道を知ることはできなくて、こうなった自分しかわからないまま積み重ねていく人生の妙っていうか。や、なんかそんな壮大な話じゃなくていいんだけど「とりこぼしたくない」って感覚は年々強くなってる気がする。拾えるものぜんぶ拾ってわたしの人生って言いたいっていうか。いちいち大げさ。

来年はどんなことが起きてどんなことが待っているのかはわからないけれど、とりあえずわたしは「ジャニーズ」という楽しむ武器を持って2018年に突入していくのだな、とは思っている。がんばりたいことがたくさんあったし、これからもある。それに邁進しようとするとき、胸のどこかで力や癒し、ときめきをくれるジャニーズの皆さん!いつもありがとう!来年もよろしくお願いします!