舞い散る日々のなかで踊れ

散財していくタイプのおたく。

2016年ヲタ的備忘録②書店員によるマンガ界隈のこと。

前回の続きのようなもの。今回はマンガとかちょっとアニメとか。

 本が売れない、書店が消えていくという話はよく聞く。実際むかしに比べたらそうなのだろうと思う。いろいろな趣味がたくさんある時代だし、たぶんもう本は一大娯楽ではなく嗜好品になったのかも。

電子書籍インターネット書店の台頭で書店が…というのもよく聞く。これはもう時代の流れと世相というほかない。もちろん諦めたくはない気持ちも存在はしている。

電子書籍で連載しているマンガが単行本化してレーベルや作品がどんどん増え、店頭の棚やスペース開けに四苦八苦するときに、本はスペースを取るから、ある程度自宅にそういう場所が確保されていなければ増やし難いものになっているのではないかと最近よく考える。実際じぶんも大きい本棚を買い直したけれど部屋はさほど広くないからこれ以上増えたらどうすんだ状態。土地も高いし家賃も税金も高くなっているのに給料はあがりにくい昨今、広い家や部屋に住むこともなかなか難しい。だから断捨離がブームになったのもわかるし、電子書籍に移行していくのも納得かも。所有が難しくなっている時代というかんじ。もっと単純に趣味にがっつりお金を使えないという景気の悪さもあるのかな。消費しろ物を買えと言われたって元手がなきゃねえ、とはわたしも思う。

インターネット書店に関してはもう在庫量にはかなわないし、出かけなくても買える店頭では買いにくいものも買えるとか大量に買っても持ち帰る労力がいらないとかもうメリットだらけじゃない!と思う。デメリットは今すぐ読みたいが叶えられないことくらいだが、〇ライムみたいなサービスもあるからどんどん垣根がなくなっている気がする。

そんな業界でもなんで諦めたくないなあと思いつつ書店員をしているかというと、だいたいが書籍やコミックをあいしているという以外にない。個人的に本は熱量そのものだと思っているので、とくに紙でできたもの、紙の匂いがしてインクで印刷してあって手に重みが落ちるものであってほしい。単なる個人の矮小なこだわりのはなしで、電子書籍がそうじゃないと言っているわけではない。

文芸作品にしろ実用書にしろコミックにしろ、作者の方がいのちを削るかのごとく書いて熱量をかたちにしたものだと思うし、雑誌だって情報をくまなく届けるっていう熱意にあふれているのだろうし、出版社に勤める方たちもきっと良い作品を世に送り出したいって思っているのだろうなと考えているので、すごく熱量がこめられたそれをだれかの手に届けるというもたぶんこの仕事が楽しいひとつの理由。下がり気味とはいっても、まだまだ書店に足を運んで購入してくださる方はいらっしゃるので、それを必要としているだれか、もしくは必要とはしていなかったんだけどたまたま書店で出会ってしまっただれか。書店は末端だからこそ届けているという感覚がつよい。それに偶然の出会いなんてインターネットではあまりない店頭ならではのつよみだと思うし。むしろ即行性とそれが書店のだいたいの存在意義なのだろうとじぶんは感じているし、そういう出会いを作りたくて日々仕事をしている。

 

前置きが長くなってしまった。

 

もともとマンガは好きなのだけれど、なんというかまあ、趣味というより今は商材なので、火がつきそうだとか、棚に差すより積むほうが目に止まりそうとかそういう観点で見てしまうことが多くそこが悩ましい。正直個人的な嗜好からすれば読まないジャンルでも「これは売れるべき」と思うと推すし…好きなのは変わらなくても、むかしのようにただ純粋に探すってことができなくなっているのは感じる。そんな膨大な作品群の中でも個人的に今年印象的だった作品やできごといくつか。ランキングとかではない。

 

BLEACH(〜74巻 完結)

昨年から長期人気連載が軒並み終わっていくジャンプから今年、大好きな作品がついに去ってしまった。さみしい。だけど最後はなぜあんなに急ぎ足になってしまったのだろうか、というのは少々疑問。少なくともまだあと最低5巻分くらいはあるのではないかと思っていたので吃驚である。まあもっと読みたかったっていう未練かな…ん?これはスピンオフネタ?って思わせるような締め方ではあったのでまさかBLEACH2ndある??

空白などと揶揄されがちなあれを行間だと思っているくらいにはセンスに惚れこんでいたところも大きいので久保先生ご本人が描くなら読みたさある。が、今はまずお疲れさまでした。近々の巻では71巻収録のマユリとネムの件が最高だった。

BLEACH―ブリーチ― 71 (ジャンプコミックス)

BLEACH―ブリーチ― 71 (ジャンプコミックス)

 

ジャンプコミックスと言えば、春頃に『暗殺教室』の特典で実写映画の写真を使用したしおりをお渡していたのだけれど若い女の子から「これの山田くんバージョンないですか」とよく聞かれたのがジャニヲタ的には思い出に残っている(リバーシブルだったので、殺せんせーの面をひっくり返すと渚役の山田涼介くん)

 

・かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳心理戦~(〜3巻)

めずらしくラブコメ読んだ。両想いなのに自分ではなく相手から言わせたいがために繰り広げられる男女ふたりの脳フル回転の思考の読みあい、心理戦や舌戦がアホくさいしギャグかよなのだけれどもついニヨニヨしていした。常人以上の思考力のせいでななめ上をいってしまったり、恋愛においては初心者レベルでぽんこつだったりしてお可愛いこと…ふたりを取り巻く書記の藤原さんやかぐや様の近侍である早坂さんもかなり良いキャラクターだし、さらっと読んでわらえる軽さが気に入っている。この手のジャンルってかネタは引き伸ばししすぎるとおそらく失速するのでそのあたりが来年どうなるんでしょ。

www.s-manga.net

 

・不滅のあなたへ(連載中)

今年の夏に映画も公開された『聲の形』の大今良時の新連載。誰かによって世界に投げ込まれた「球」が物体を写しとって変化していく過程をその誰か(神?)が観察しているような1話からはじまる。未読の方はとにかく試し読みの1話読んでくださいとしか。姿は写し取れてもそのものにはなれないし、何も知らない球が出会いや経験を通して様々なものを獲得していくのが本筋ぽいけどそうしたら不死である球は最終的にどんな存在になるんだろ…球と違って生き物はいつか死んでしまうから、それこそたった一度の人生をどう生きるかってのが命題だったりするので、その対比も表現されるのかな。出版社の推しもネットの声もすごいけれど、この作品は1巻(1月発売)から劇的に跳ねる大ヒットになるか、それとも今後読む人を選ぶかどっちに転ぶのだろうと先行きが今いちばん気になっているある意味化け物のような存在の作品。きれいな絵で見せる哲学めいた世界観やよくわからんがすごい、みたいなものに圧倒されるようなところは確かにあると思う。わたしは1話を読んだときになぜかファイアパンチが脳裏をよぎった。1話掲載時の表紙の煽りを見るに、手塚先生に挑むって意味かなあ。火の鳥

www.shonenmagazine.com

 

・中間管理職トネガワ(~4巻)

これはカイジを知らないとおそらく面白さが半減……だが……!知っているひとが読めば……!実に愉快……!痛快……!圧倒的痛快っ……!

というかんじ。カイジ好きな人はみんな読んでいるのでは。

カイジに出てくる帝愛の利根川さんが主人公の公式スピンオフ。福本先生ご本人の作品(ご本人が描いた話が特別収録されている巻もある)ではないけれど、アシスタントの方が描いているらしく福本作品の絵柄はもちろん色や特徴そのままにギャグに落とし込んでいる秀逸な作品。ギャンブル漫画ではなく、利根川さんもブラック企業に勤める一サラリーマンとして、兵藤会長と部下の黒服のあいだで苦悩している面を描く。どこか哀愁や切なさも感じてしまうし、なんかかわいいおじさんに見えてくる。「限定ジャンケン」を黒服がパワポを無駄に駆使して作り上げた資料でプレゼンする回がすきすぎる。この利根川の「パワポ……!」の一言でも意味わかんないくらいわらえた。

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だいたいギャグでわらえるけれど、実際にこういうことありがちみたいなネタで切り込んでくるので、社会人としてはけっこう刺さる面もある。

このマンガがすごい!2017オトコ編 第1位受賞おめでとうございます!!

yanmaga.jp

 

東京タラレバ娘(~6巻)

アラサー女子のHPを削る攻撃力に於いて右に出るものがやはり今年もなかった。最近ありがちな「アラサー彼氏なしの処女が年下男子にアプローチされて胸きゅん歳の差ラブ!」とか「こじらせヲタのわたしがイケメンに告白されてドキドキ恋愛レッスン♥」みたいなノリだったら「はいはいファンタジーファンタジー」とこちらもノリで楽しめるが、これは読むとだいたいタコ殴りにされて精神がサンドバッグ状態だし、泡を吹いて気絶しそうになるか針の海に身を投じるか自ら業火に焼かれにいくか…もはや娯楽作品じゃない。そんな作品をなぜ自ら好んで読むのか?読み終わるとなぜか「働こう」「がんばらなきゃ」と奮起する。そんなパワーがある。というかおそらく「働かなきゃ」「もはや働くほかに道はない」がただしい。

kisscomic.com

実写ドラマになるのは時間の問題だった。ただあの独特なハイテンションと行き場のない焦燥をはたして実写に落とし込めるのか疑問。つーか白子とレバーの声は誰がやるのさ。

 

・あげくの果てのカノン(~2巻)

このマンガがすごい!2017 わたし編』の1位に推したい。

端的に言えば恋愛マンガだけれど、この作品の世界は「ゼリー」と呼ばれるエイリアンに襲来されていて、普通の日常はあってもやっぱり普通じゃない。そんなエイリアンと戦う組織にいる先輩にずっと片想いをしているのが主人公かのん。先輩(既婚者)の行きつけのお店でバイトして再会に賭けたりいざ再会できたら盗撮するわ(これはむかしから)会話密録するわでまあストーカーっぽいところはあってもずっとすきなんです。一生好きでいられるって言いきれるくらい。先輩はエイリアンとの戦闘のたびにからだを負傷して、それを回復させるための「修繕」によって性格や好みが変化をしていくので、かのんが好きになった高校のときの先輩はおそらくどこにもいない。だけどかのんは相変わらず先輩がすき…恋やすきになることに理由はないとはいえ、きっと何かしらひっかかるものや響くものがあるのだと思う。だけどもしもそれがかたちを失ったら、「すき」はどこへいくんだろう。恋に落ちる瞬間に理由はなくても、わたしたちは時にいろいろと後付けをしたがって、こういうところがすき、なんて言い出したりする。人間多少変わることはあってもやっぱり根本にはその人がいるはずだからたぶん安心できるのに、それがまるで変わってしまったら、その根本的なところさえ知らない人になってしまったらすきでいられるのだろうか、と考えるとそもそもすきとか恋ってなんだろう、第一なにを、どこを持って「すき」だと過信し、断言できるのだろう、これまでそうしてきたのだろうと考え込んでしまった。

あと、ここに描かれているかのんの恋は、恋そのものだと思う。個人的には恋はきらきらしたものなんかじゃなく、どちらかといえば醜態だと思っている。もっと言えばありとあらゆる不安定な情緒と感情を煮詰めてできたどろどろに、目に映る世界が変わるほどの眩しさを混ぜてできる振り切れるほどの狂気。表には出さなくとも、ストーカー的な行動には移さなくとも、どこかシンクロする部分が誰しもあるのではないかと思う。

装丁もいい。

www.shogakukan.co.jp 

 

・同居人はひざ、時々、頭のうえ。(~2巻)

今年は空前の猫ブーム来てたねってことで。猫マンガもいろいろと刊行されたイメージ。これまでもねこぱんちコミックスをはじめとしてコミックエッセイあたりでいろいろあったんだけど。

とにかくお転婆な陽ちゃん(猫)がかわいい。ちょっと目つきが悪いところもかわいい。癒される。外出や人と会うのも苦手な引きこもり系低体温男子である飼い主のことを「わたしがまもってあげる!」ってかんじなんだけど、この陽ちゃんも飼い主素晴くんも家族と別れているので、少しずつ近づいて家族や居場所になっていくのかなって話。素晴くんを取り巻く人たちが結構世話焼きで明るく彼とは正反対で、そういうひとたちとの関わりで彼も少しずつ変わっていくのだろうなあ。

comic-polaris.jp

甘々と稲妻(〜7巻)

夏アニメ作品。ふつうにわたしが好きなやつ。癒し。ごはんを誰かと食べるってしあわせでおいしくて、だいたい毎巻やさしくて泣いてる。基本的に飯マンガが好きで、食を通して日常や心の機微が描かれていたらより好きでどちらかと言えば店の食べ歩きよりもじぶんたちで作るともっといい。そういう意味ではこの作品が一番好き。実写ドラマになるかと思っていたが先にアニメになるとは。

 

3月のライオン(〜12巻)

12巻で川本家の父親問題が終結して、息詰まる重さがとれてようやく本来の良さが戻ってきた気がする。いつか川本家の話も描くのだろうとは思っていたけれど、ひなたのいじめ問題のあとに父親の話が予想外の展開で続いて読むのが少々辛いところがあったけれど、12巻でやっぱライオン好きだわ、と思えた。

『3月のライオン』羽海野チカ | 白泉社

 

・深夜のダメ恋図鑑(~2巻)

正直ずっと動きが鈍い作品だったんだけど(うちの店舗だけかもだけど)表紙からしてもう返品するのが惜しくてこういうのは今の時代に受けるんじゃないの…?と思っていたら、2巻発売のタイミングかなにかでネット広告に載ったみたいでじゃんじゃん売れた。女性陣もちょっと環境や設定が特殊であったりするし、登場するダメな男も待って、ここまでひどい人いる?とは突っ込みたくなるんだけど、深夜の女同士の本音がえぐいのはだいたいあってる。さわちゃんとおバカ彼氏のやりとりが1番好き。
www.petitcomic.com

 

ほかにも目を通したものも含めていろいろと読んだ気がするし、続刊があいかわらず安定して面白いものは多々あったけれど、今年は全体的に小粒で、大爆発した作品あったかな?くらいの印象。去年のダンジョン飯みたいな、一年通したマンガランキング系で絶対1位になるでしょ!ってわりと容易く予想できる作品がなかった。話題性という面ではいくつかあったけど、ランキングの上位にはつけてくるんだろうなあくらいで、なんかサブカル層の中だけでもう完結してない?ってかんじだったり…ライト層を巻き込まないと大爆発とは言えないし、たとえはじめはサブカル的なものだったり、濃いマンガ読みの方が目をつけていたものだったとしても浸透していってすごく広がったというはたぶん今年のランキングにはあまりない。情報の共有が早いから、正直瞬発力はあっても持続性がないことも多いし、もちろん良いものだからこそそれが作用しているってこともあるけれど、情報の多さで錯覚に陥ってしまっているものもおそらくある。ランキング自体が販売数や安定した面白さをもつタイトルの選定ではなく、いかに新しいもの掘り起こすかって主旨だろうからそれはそれでいいんだけど、大絶賛されていても店頭で全然回らないことは多々あった。地域性や客層によって売れ筋は変わるから、そのあたりの影響もあるかもしれないけど。

正直アニメ化原作の売れ行きもなかなか厳しくなっているのを感じる。『僕だけがいない街』や『Re :ゼロから始める異世界生活』(ライトノベル)は跳ねたけどもう売れて売れてしょうがないっていう体感があったものは夏頃からはあまりない気がする。

君の名は。』のヒットのおかげか、関連書籍をはじめ、新開監督作品のコミックは好評だった。

個人的にはアニメに関しては続けて観る時間がなかなかとれないのと、だいたい二期ほど前から在庫を確保できるように準備しているので、はじまる頃には在庫が揃ったことに満足していたり、次やその次の準備に取りかかっていて観るところまでなかなか至らない。怠慢だ…

でもこれはきちんと観ようと思って3月のライオンは観ている。土曜11時という時間帯なのでリアルタイムしていたら母親が突如としてはまったwおそらく好きそう、という感覚はあって、以前からこのマンガの話題を夕飯の時間に持ち込んだりしていたのだけれど、やはり百聞は一見にしかず、というのか自分で目の当たりにしないとなかなか引っ掛からないものだなあと思った。ライオンは発表されたときや日常話しているときは、うん?シャフト…?と感じることが多かったけれど、心象風景を描くときはあ〜〜こういうことかと納得だし、このあいだ香子が出てきたときはもう香子さんただのシャフトのファムファタールやんくらいの勢いだった。3か月目にして未だ2巻の途中までしか描かれていないという丁寧な作り方で、いったい何クールで原作のどこまでいくのだろう。島田さんや宗谷さんの声優さんが決まっているところを見ると、2クールはありそう。序盤の中では2巻のラストがとても好きなシーンなので、そこが放送されるのが楽しみ。

それと鉄血のオルフェンズくらいしか観ていないのでわたしもうアニヲタ名乗るのやめるわごめん…刀剣乱舞をプレイし続けていれば花丸を観ていたんだろうなーと思うんだけど、検非違使登場したあたりからめんどうになってきてしまって、ちょうど鶴丸がカンストしたからやめてしまった。『ユーリ!!! on ICE』がちょっと気になってユリオのビジュアルを見たときになんとなく転がり落ちる未来しか想像できなかったので、それもやめたけどフィギュア観るの好きだし、DVDレンタルはじまったら結局観るかも。

趣味(主にジャニーズ)が増えたせいでここ数年どうしても金銭的な比重がそちらに傾くことが多く、4月に二次ヲタ人生一旦完結させるわ的なことを言っていたんだけどなんだかそのとおりになった。それに加えて、アニメにしろゲームにしろ女子の覇権ひととおり通るぜ!みたいな時代はわたしの人生の中ではもう終わったんだろうな。たぶん『Free!』がさいごだった。結局歳かなってところに落ち着いて悲しいねえってはなしなのだけれど、やっぱりめまぐるしすぎてああ、もうむり、っていうのが事実だからしょうがない。前回も書いたけれど、それでもきっとまた「これは」って作品に出会うときが来ると思うのでそのときには全力で楽しみたい所存。とりあえず来年、黒子のバスケの新作映画は楽しみにしている。

 

 

 

2016年ヲタ的備忘録①アイドルと音楽

仕事を今年いっぱいでやめたかったのだけれどずるずる続けている。仕事の内容的には大好きすぎるのだが、いろいろと会社的に問題が山積みだし、報酬的な意味ではこの先の楽しみすらないから老後が不安すぎて悩むことにも疲れた。わかっていて入社したんでしょとかでも好きな仕事しているんでしょというのはもっともな意見だと思うが、いろいろと納得がいかないことや見返りのなさが多すぎる。社会や会社、仕事なんてそんなもののだと頭では理解しつつも、苦しい。とにかく。禿げそう。

ただ仕事内容は好きだ。気分と合理の両方で迷っているよ~(by自由へ道連れ/椎名林檎)ってかんじだ。林檎さん、今年もわたしをなんとか生かしてくれてありがとう。紅白楽しみにしてます。今年、曲ないけどどうするんだ。


椎名林檎 - 自由へ道連れ

 

さて、気が早いけれども、今年の総括をしようと思う。ジャニーズやアイドルのほか、聴いたCD、良かった漫画やアニメのことを備忘録的にだらだらとまとめる。

今年は実に一年の半分が病気という、「健康が資本」をどこかに置き忘れたような一年だった。現場なんてほとんど行けなかったし、行きたかったライブも行けなかった。夏冬どちらのコミケにも参加しないのも久しぶりだ。これは休みの都合や金銭事情も濃密に関係しているので、こういうことを考えだすと結局、土日休みの仕事につきたい!ボーナスや昇給がすこしでもある会社に入社したい!という現実的な問題が浮き彫りにしかならずどんよりとしてしまうし、キスマイのライブが決まったりするともうその瞬間から休めるだろうか…と胃を痛めることになるのだけれど、平日休みの恩恵でアイランドは当選できたのだからもうイーブンと思うしかない。欲張りすぎは身を滅ぼす…

苦しかった一年の最後に年末調整のように藤ヶ谷くん関連のことが起こることが多く(空港でのハイタッチ会とか。たまたま休みだった)結局わたしはここ数年藤ヶ谷くんに救われている。ありがとうたいぴ。プーさんの仮装、あざとくて良かったよ!(褒めてる)

 

2016年わたしの三大アイドル

Kis-My-Ft2

 まずはキスマイ。いやあもう夏のコンサートが本当に最高だったね、と。

 

rubyk.hatenablog.com

 この記憶と来月のDVDの発売だけで下半期生きてこれたよねってくらいによかった。avexにもお歳暮贈りたい。アルバムが発売したときもそうだったけれど、今度のDVDに関しても、あれ?キスマイのプロジェクトチームにもしかしてキスマイ担いる?ってくらい「わかってる」みがすごい。特典映像やマルチアングル曲の選択、CMの作り方見せ方など「お前…!」ってなることが多くてまさに『俺たちのavex』だった。俺たちのavexがまたやってくれたぜ…!抱いて…!なんて今年何度飛び出てきただろう(じぶんとうちの玉森担内)追いシャラ騒動も今年か。なんだろう、2016年はなんとなーくキスマイの活動が小粒だった気がするのだけれど、ファンとavexで本人たちを取り巻く風をびゅんびゅん吹かせてた気がしてならない。もしかしたら本人たちにはなかなか苦しかった一年かもしれないと思う面もあるのだけれど…

そういえば『日経エンターティンメント』の通信簿を読んで、もうなんていうかいつも言うことだけれど自担だった。プライベートの藤ヶ谷太輔のことは知らないしどうでもいいのだけれど、わたしの目から見えているアイドルの藤ヶ谷くんとアイドルの藤ヶ谷くんが思っていることにそんなに相違がないのだな、と感じた。もちろん彼の全部をわかっているというつもりもそんな意味もないのだけれど、いいことも悪いことも含めて彼の発信がちゃんと伝わっていたし、じぶんも受け取れていたのだな、と思えた。

あ、そういえば今年potatoのソロ表紙のときに言っていたファンになんと呼んでほしい?って質問の答えが「太輔」だったと思うんだけどいまだに呼べない(どうでもいい) ごめんなさい、これ言ってなかった。正しくは藤ヶ谷太輔のファンはどんな人?という質問だった。Winkupのソロのほうかもしれないと思ったんだけどそんな企画あったっけ?もうわからない…でも今年読んだ気がするんだ…どれなのよ…

たいぴ、たいぴちゃん、たいぴちあ、おたい、たいちゃん、たいさま、おたいさま、太輔くん、藤ヶ谷くん、ガヤさん、ガヤさまなどと変幻自在に呼んでしまっているが、呼び捨ては気恥ずかしくて今年も無理だった(どうでもいい)

あとはキスマイレージに濱口先輩が帰ってきてくれたのがわたしはうれしい。期間限定かもしれないけれど、過酷なキスマイを観るのが好きだ。身体を張ってがんばっている彼らが好きです。おもしろいです。キスマイはトークスキルとかは正直あるとは言えないし、MCもくっそつまらん(小声)ってなるときもある。でもじぶんたちだけでおもしろくなる必要も特別ないというか。誰かによっておもしろく仕上げてもらえるのであればそれはそれで個性であり強みでもあるのではないかな。テレビのバラエティだし。どんなふうにでもなれる。決して没個性ではなく柔軟にかたちを変えることができるのも立派ないいところだと思う。個人的にはキスマイに芸人的なおもしろさを求めていないし、そこにキスマイの魅力は存在していないと思っていて、あの日のMステみたいにパフォーマンスで魅せることができるし痺れるんだからわたしはそれでいいかな。それにまだ五年。必要とあらばきっといくらでもスタイルを変えたり、試行錯誤をしようとするだろう。彼らはそういうひとたちだ。

最近は活動が多様化していてただただアイドルしているだけでは生き残れない時代だとは思うし、みんなものすごく器用だからなんでもやってしまうしなんでもこなしてしまってすごいとは思うけれど、魅力の在り方はそれぞれだからね。だからこそいろいろな色のグループが成り立つわけで。ファンだからこそ見えてくる部分、各々感じる問題があったとしても、ファンはファンでしかなくてタレントを大幅に変えることなんてできないのだし、じぶんの求める理想のかたちになるなんてありえないからうまく折り合いをつけて追いかけていくしかなさそう。そりゃわたしだって不安や心配はあるし、キスマイがこの先どんどん大きくそして更にかっこよくなってほしいって気持ちもあるしそのためにこうなったらいいなとかあるけれど、届かないしな。本当に駄目だって思ったら降りてじぶんが求めるところや好きなところを体現してくれるグループに行く選択だってあるわけだし。そこにもアイデンティティを揺るがすほどの葛藤が存在するのかもしれないけれど。うーん?と思う部分やあれ?と思うことがあっても結局追いかけてしまうのはもはや「好き」以外なにものでもないのだろうし、悪いことや不安はいくつでも具体的に理由を並べてしまえるけれど、好きというのは往々にして理由やことばにはできないから、どうしても不満が口をついて出てくるのはしかたがないことではあるけれども。

わたしはたとえMCがくっそつまらんと思ってもコンサートに通い続けているわけだから、好き以外にないし、それを補ってあまりある魅力があるんだキスマイには。

キスマイの今年のベストソングは『I SCREAM NIGHT』『Flamingo』

 

CONCERT TOUR 2016 I SCREAM(初回生産限定盤) [DVD]
 

 

KAT-TUN 

KAT-TUNは4月から充電期間に入ってしまったけれど、今年一番音楽聴いたりDVD観たアイドルかもしれない。10Ks!が最高だったのは言わずもがな。夏頃はほぼ毎日10Ks!のDVD観ていた。そういや感想書いて下書きにいれたままだ。

今は出演番組を観たり、マキア買うとかジャニーズWebの連載の企画に応募するとかそういうことしかなかなかできないんだけれど。来年は亀梨くんの映画『PとJK』『美しい星』楽しみ。まだ仕事続けていたら原作をがっつり展開して映画ヒットのバックアップします。中丸くんや上田くんもドラマや舞台ないかなあ。

余談だけれど、某歌詠みアプリでちょこちょこ趣味で短歌を詠んでいて、彼らに関していくつか詠んだくらいとにかく存在がエモかった。

KAT-TUNはライブの記憶が一生ものな『UNLOCK』、純粋に曲だけだと『TOKYO STARRY』

 

 

欅坂46

 わたしは元々女子アイドルはももクロでんぱ組.incがすきで、48系46系はあまり詳しくないのだけれど欅坂はサイレント・マジョリティがものすごく刺さった。乃木坂の『制服のマネキン』に続く良さ。

どうもわたしはアイドルが潔癖な無表情で歌うのが好きらしい。衣装もかっこよかった。もっと若かったらサイマジョに歌われているようなことにかなり共感していただろうし、実際むかしはこういうことをよく考えていたのだけれど、今となってはわたしはもう彼女たちが言うところの「支配されてはいけない大人」のほうなのだなと思うとなかなか切ない。

最近欅坂が歌っている『二人セゾン』もいい。メロディが絶妙だし、ノスタルジックさと、乾いた風が吹き抜けていってしまうような空気感が気に入っている。

欅坂にサイマジョのような世界観を書く一方でAKB48『ハイテンション』HKT48『最高かよ』にある「ええじゃないか」感の降り幅を見るといろいろ言われているところはあっても秋元さんって世相の映し方すごいのですね…ドルヲタでもない一般人の意見だけど閉塞した時代を両極端な方向から書いてるってかんじ。ちなみに『ハイテンション』も相当好きだ。

 

二人セゾン(TYPE-A)(DVD付)

二人セゾン(TYPE-A)(DVD付)

 

 

 

音楽

むかしのばかり聴いていて新しいCD自体あまり通して聴かなかった年だけれど、今年発売したもので三枚。

 

宇多田ヒカル/Fantome

ヒカルちゃんとイエモンの復活に立ち会えただけで2016年に生きている意味があったなと思えた。ここに収録されている『二時間のバカンス』はフィーチャリング椎名林檎でEMIガールズ復活もこのうえない幸せなうえに、歌詞もMVもそこはかとない百合みがあってやばすぎた。天才の競演。饗宴。

『道』は2016年JPOP自分ランキング1位。

 

Fantôme

Fantôme

 

 

THE YELLOW MONKEY/砂の塔(初回限定盤)

上におなじ。わざわざ初回限定盤なのは、表題曲とスマスマで歌っていた『ALRIGHT』のほかになんとライブ録音が12曲も収録されているという空前絶後、驚天動地の豪華盤だから。選曲もヒット曲多めでもはやベストアルバムじゃん。だがこれで1200円。最高かよ。『WELCOME TO MY DOG HOUSE』を今のイエモンで聴けたことが奇跡。

 

砂の塔【初回限定盤】

砂の塔【初回限定盤】

 

 

[Alexandros]/EXIST!

『Girl A』と『Feel like』が良かっただけにとても期待していたらそれを裏切らない名盤だった。『Where‘s My Potato?』のころからだいぶ変わったように思っていたけれど、その頃の空気感もどこか混ざってる感じ。ベストトラックは『青山』

 

EXIST!(通常盤)

EXIST!(通常盤)

 

 

 道とサイマジョのほかに食指が動いたJ-POPベスト5。順位はとくにない。

・恋/星野源

 逃げ恥の影響が大きい。「星野源(というか平匡さん)を見ているとわたしのなかのサブカルクソ女が騒ぎ出す」byうちの玉森担 わたしも同じくである。


星野 源 - 恋 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】

 

・JINTAKA/Choo Choo SHITAIN

 SO COOOOOOOOOL!!


JINTAKA - Choo Choo SHITAIN MV

 

ポルカドットスティングレイ/テレキャスター・ストライプ

 東京事変とか椎名林檎のフォロワー感がすごいけれど、聴いているうちに気に入ってしまった。タワレコ限定で出したCD「骨抜きE.P」がなかなか好評な模様。2017年の最重要新人バンドだろうな。


ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」MV

 

・夢とバッハとカフェインと/The Birthday

 やっぱりどうしたってかっこよかった。チバユウスケが書くこういう歌詞の曲は聴いてると細かいこととかどうでもよくなるのに、やっぱりすべてがどうでもよくなくなってだいたい泣いてる。


The Birthday - 夢とバッハとカフェインと (Music Video)

 

・Butterfly/BUMP OF CHICKEN

  まさかのEDMで仰天した。でも『RAY』から繋がっているのかもしれないし、不思議と親和性あるな…というかんじ。出たのが冬だった気がする。ラストのシフトだと昼休憩が夜なんだけど、そういうときに寒い空の下で聴いてなんか泣いてた。今期放送中の『三月のライオン』のOPもすき。


BUMP OF CHICKEN「Butterfly」

 

歳をとってきたせいもあるのか、新しい音楽事情についていけなくなりつつあって、年上のひととかが最近の音楽はよくわからないと言う気持ちがなんとなくわかってきていたり、手広く情報を掴めなくなってきているのを感じる。情報が多すぎて溢れているし、つぎの瞬間にはすでに消費されているような時代のせいもあるかもしれないけれど、うまく掬いとれないのはやっぱり歳だな。

生きているうちに新旧問わず読みたい本やマンガ、観たい映画やアニメ、聴きたいCDや観たいライブは無限にあって、そのなるべく多くを知りたいけれど時間は有限という無常。結局選択していくしかないから、来年はその選択できる機会を増やしたい所存。だけど今は選ばないとしてもきっといつか必要なときにそういうタイミングで出会うのだろうからあまり構えてもな…とも思う。ただ興味がわいたときにそこに奔走できるような俊敏性は持ち合わせていたい。ぐちゃぐちゃ考えるよりも先に、手を伸ばしたほうがいいこともある気がする。

 マンガのことも書いてみたらジャンルが違って微妙すぎたのでまたべつの機会にしようと思う。

 

 

 

 

10月11日のはなし。

わーいベストジーニスト賞殿堂入りしたよおおおおおおおおおおおおおめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

ってかんじで当日記事を書きたかったんだけど、いまさらになってしまった。どういうテンションで書いたらいいものか正直わからなくなって置いていたら一週間も時間がたってしまった。

あの日は朝にオルフェンズを観てたぎったままに感想をぶちまけて、あとはお昼の発表を待とうって思っていたらベストジーニストの結果を知る前にBOOM BOOM SATELLITESの川島さんが亡くなったというニュースを見つけて、あまりにショックすぎてベストジーニストがしばらく飛んだ。しばらくしてから結果を見て、嗚呼とれたんだなって安心して良かったって思ったんだけれど、悲しいきもちとうれしいきもちが混在する複雑な心境に陥ってどうしていいのかわからなかった。

人の死とベストジーニストという、介在するもののまったくないふたつのことがらを比べるつもりもないし、性質のちがいすぎるそれを一緒くたにかんがえるべきではないというのはまっとうなはなしだと思うが、ふたりともわたしにとっては「すき」というおなじ地平にあるものなので、感情の置き場がどこにも見当たらなかった。すきなきもちの発生源がぜんぜんちがうふたりではあるけれども、どちらもわたしの人生に「恰好の良いひと」として存在してくれている点においてはなにも変わりはないのだ。逆に言えば、比べたりできるものではないからこそ、こうしてどちらのできごともばらばらに、両極端な位置で胸の中に同時に落ちてくる。

虚無感のような心境の中でぼんやりと川島さんのことを想い「KICK IT OUT」をはじめて聴いて一瞬でつかまれたときの興奮を思い出しとまらなくなる一方で、殿堂入りできてすっごくうれしいだろうなあと藤ヶ谷くんのことを想うとうれしくなるのはどちらもまちがいでもうそでもなく、いったりきたりしてなんの折り合いもつけられなかった。

ただ言えるのは、プレイボタンを押せばブンサテはやっぱりかっこよくてしょうがないし、そこに嗚呼もう川島さんはいないのだな、という切なさが混じることになってもこれからも聴き続けることに変わりはないし、いつまでもかっこよくてしょうがないと思うのだろうと思う。そして、三年間の中で今年のコーデがいちばんすきだったしほんと素敵だったし「ジーンズには人生が出る」と言いすぎていじられたり戸惑ったりする藤ヶ谷くんのかわいさもプライスレスだし彼の夢を叶えられてよかったなあ職場のPCからも投票した甲斐があった(小声)と思えて、これからもわたしができるかぎりでの彼の夢を叶えたいなあと思う、そのどちらもまぎれもなくほんとうのきもちだということだ。

 

この記事に不快になる人がいたらごめんなさい。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第1期完走の感想。

 前回、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』放送直前SPを観たことを書いた。

rubyk.hatenablog.com

あのあとさっそく鑑賞開始、先日ついに25話まで観終わったので感想を書こうと思っている。26話の見逃し配信期間中に間に合ったーーー!!第2期のスタートを観ずに毎週観るのは微妙だし、かといってDVD出るまで待てないしな。

わたし自身は前回も書いているように、ガンダムには詳しくないので「ガンダム」の名を冠した作品としての「鉄血のオルフェンズ」の評価はわからないのだが、わたしのようなニワカが観たオルフェンズはおもしろすぎて毎話震えてたよ…!

 

以下感想はがっつりネタバレ含んで投下します。進行中の方はお気をつけて。ガノタの方がもし読んでいたら、ニワカの感想だと思ってお手柔らかにお願いします。

いつもジャニネタでブログ書いているわたしですが、今回はジャニーズはぜんぜん関係のない内容です。あ、でも一言だけ。たいぴちゃん、あなたがジーンズを愛する気持ちがことしもかたちになりますように。

 

 これ欲しいわ…買うか…って思ったんだけどプレミアついてた。

 

 

とりあえず感想のまえに声を大にして言いたいのは

ビスケットのネタバレ、放送しちゃだめなやつじゃね??

いや、2期の直前スペシャルだから、1期観た人が見ているだろうという前提かもしれないし、インパクト大のシーンを見せて一気に惹きつける目的もあったのかもしれない。だけどあの番組で惹かれて円盤買ったりレンタルに走るひとがいるかもしれないことを考えるとあれ一番やっちゃダメなやつじゃないかなーそもそもまずあそこに召喚された宮田くんは未視聴のひとだしな…

というのも、わたし自身は視聴前にビスケットというキャラの立場をよく理解していたわけじゃないので、大勢いる仲間のうちのひとりで、とはいえそのなかでも主要キャラクターなのだろうくらいの感覚でいた。もちろん戦いを描くわけなので仲間の死という描写は避けられないだろうし、おそらくビスケットという子だけじゃなく色々な仲間が死んでいく鬱展開なんだろうな…と思い描いたのよね。

いざ、見始めるとビスケット超~~~~~重要キャラでやんの。しかも参謀、冷静、頭脳、やさしさ、ストッパー、お兄ちゃん、可愛い双子の妹、そしてふくよかなかわいさによる癒し効果、CV:花江夏樹といういくつもの要素を兼ね備えているうえに、このひとがいてくれるから大丈夫だよね、っていう主人公の三日月さんとはちがうベクトルでの安心と信頼を寄せられるキャラクターだったからびっくりだよね。

ビスケットの死をネタバレするのは、昌弘からフミタン、そしてビスケットという過程で死を描いた意味がなくなってしまうんじゃないかなーと思った。戦いのなかで犠牲になった少年も敵もたくさんいるのだけれど、鉄華団のメインキャラクターのなかで唯一の死だし、あれをトリガーとして最後の分岐に入っていくような重要なポイントだったし…それこそさいしょの感覚だとシノとかユージンあたりのキャラもがんがん死ぬんでしょ?みたいなかんじだったんですよ。でもそれはなかった、みたいな…

まあ最初から観ていればなんの問題もなかったわけだからわるいのはわたしなんですけどねw四の五の言ってんじゃねえ!ってかんじですねw

 

さて、作品の感想。

 

まず、キャラクターがみなとても良かった。主人公の三日月・オーガスだけど、たいぴ*1ではなかったなふつうにwそれにミステリアスって説明していたけどべつに秘密主義っぽくはないように感じた。躊躇なく「ありが」パンパンつって銃声鳴らしたり、人殺しを楽しんでいるだろ!?って言われるくらい戦闘に於いて冷徹だったり狂気じみた面はあるけれど、仲間(と認めたひと)傷つけるやつ絶対許さないマンだったりやさしいところもあったり、天然ジゴロだったり…なかなかのキャラだと思いますやっぱすげえよミカは…ただなーオルガとの関係性はうーーーーーんなんだろう…信頼とか絆とかもはやそういうことばではかんたんに言い表すことができないし、うーーーーん共依存とかにちかいのかなあ…?三日月→オルガもなかなかだけど、オルガ→三日月もなんかこわいんだよねえ…囚われてるかんじがする。22話だったかな、ビスケットがいなくなって再起不能寸前に陥ったオルガの立ち直らせ方は正直すっごいこわかった。あれが三日月さんなりの(っていうか三日月さんにしかできない)オルガにしか届かない喝の入れ方のようにも思えるけど、それだけでもなさそうに感じる描き方だったんだよねえ…何度も描かれていた過去のシーンにヒントがありそうですが、それは2期で紐解かれるのでしょうか。

 三日月だけじゃなく鉄華団自体、生きていくためにしなければならないことのためにするっていう、戦争がどうかとか人殺しがどうかとかそんなことを机上で論じている場合ではなく、今日を明日を生きていくためにどう動くのか、という印象を受けました。弾除けや撒き餌扱いをされ、使い捨てられようとする彼らにはそういう選択しかないだろうし、冷静な当然の選択なのだろうなーと。だけどなんか儚さもかんじましたね、前に進むしかないぶん強くもあるのだけれど捨て身にちかい強さだし、少年たちの揺らぎや孤独、脆さもそこにみちゃうみたいな…BBAだからさ!

だから、そうやって身を寄せ合うこどもの彼らがタービンズと出会えてよかったと思うんですよね。これまでまわりの大人=クズくらいの認識(おやっさんはべつ♡)だったんでしょうが、そうじゃないひとも広い世界に出てみればいるっていうか。とつぜんの任侠みにはわらったんだけど、よくよくかんがえてみれば、鉄華団っていうネーミングだって、血が固まって鉄みたいに云々って言っていたし、もともと他人が寄り合ってひとつのコミュニティに家族くらいに濃いつながりでいるって、それこそ任侠の世界だなと思うので、なるほどな~と。

ヒューマンデブリであることをことあるごとに卑下していた昭弘が弟の昌弘との再会で話したすべてと「楽しかったから俺がゴミだってこと忘れてた」って語るあたりがすきすぎるんだけど、居場所をじぶんたちで作っていくのと同時にそこをじぶんの居場所であることをゆるしてくれるひとがいるっていうのも大切だよなと思った。

昭弘と言えば、いや~~もうラフタとアジーさん生きてて良かったよね;;;;

派手が過ぎるくらいにフラグを乱立しまくって、教科書どおりかってくらいきれいに回収していくっていうのがつづいたから、ペディキュア塗る描写が頻繁に出ていたラフタなんて仮に生きてても足失うんじゃないかとかもう操縦できなくなるんじゃないかと思ったし…

 まともなおとなと言えば、メリビットさんもそうだと思うんだけど、彼女に関してはまともがすぎて

 

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これ。

たしかに「弔い合戦だ!」ってオルガが言いだしたときはひぇえええっ暴走!ってなったし、メリビットさんの言うこともごもっともなんだけどね…でもなんかおとなすぎたよね…ああいう世界で生きてきた子たちだし、片や銀行部門で働いていたひとだし…

あと、Wヒロイン?をはじめ、女性のキャラがすごくすきでした。アトラちゃんの「ふつう」さはストーリーの要所要所で効いていたし、クーデリアもどんどん成長してかっこよくなっていたし、タービンズの面々なんて最高ですよほんと…アミダ姐さーん!女性は強いよね。嗚呼でもフミタンの回はな…フラグ立ちまくってたからわかってたけど、うっ;;;;

カルタも敵側だけど良かったなあ。CV:井上さんつよすぎ…幼いころのマクギリスとのやりとり、ああいうところがすごくいいですよね素直じゃないけど。ツンデレ発揮して部下に苦笑いされちゃうかんじからするに愛されるポンコツ(ひどい)

マクギリスにはああいう高潔さみたいなところが疎ましかったのかもなーこれはガエリオにも言えると思うんだけど貴族育ちで結構世間知らずっていうか温室育ちっていうか、なんか正しすぎるんじゃないかな。ガエリオの正しさってまさに純度の高い正しさだったし。正義の主人公を描くならガエリオみたいなひとなんだろうね。マクギリスと対峙して泣いているガエリオ、ほんとただの主人公だった。

そんな細胞の隅々まで真っ黒なチョコの人マクギリスさん、ほんっといい声出すなあ!!!!!

あの声になら騙されてもいいわむしろ騙してくれ…ベストオブいい声は、アルミリアに向けた「踊らないのかい?」です。絶妙なトーン…!

マクギリスはどうもファリド家に拾われる前は三日月たちとおなじようなかんじだったのかな?ギャラルホルンの改革云々言ってたけどそれは表向きで真の目的は復讐だよね?でももうお義父さまを島流しにしちゃってだいぶ遂行できてないか?セブンスターズ内の地位くらい?あとギャラルホルン自体崩壊させたいとか…過去に関係したなにかが更にあるのかどうかは2期しだいかなって思うけど、27話観たかぎりではラスボスっぽさがあまりないように思えた。これも計算なのかもしれないけど…

マクギリスまさに外道キャラだと思うけど、なんか嫌いになれないんだよな。すきですよマッキー。わたしのなかではネタになりつつあるごめん。だって「内通者がいるんだろう、腐敗ここに極まれり」キリッとかわらってまうやろ…

 

 ストーリーでびっくりしたのは「阿頼耶識」というシステム。MSとじぶんを接続…?脳に直接情報を送り込む…?阿頼耶識という言葉は仏教用語で「無意識」みたいなことをいうらしいので、まあ神経接続…MSとじぶんが一体化するようなそんなかんじなのかな?だからじぶんの身体みたいに動けるっていう認識でOKなんですかね。観ている限りでは攻撃された場所とおなじからだの部位に痛みが連動するようなことはなさそうだったけれど、最終話にてバルバトスとの関わりを深くした三日月さんの目と右腕のことを思うと、阿頼耶識を使うことによってでかいデメリットがなにかしらはあるんでしょうね。今も負担かけてるけど、もっとどうしようもなく絶望的なやつ。しかしアインの阿頼耶識はどうせそんなことになるんだろうと思ってたよ…っていう虚無感しかなかったな。あれもフラグかもな。

 しかし前半はほんとうに熱い展開だった!個人的にすきだったのは第4話~6話。そのあとのタービンズとのあれこれも良きだからこのあたりは夢中になっちゃって睡眠時間削って観た。しごと中めっちゃ眠かったけど、帰ったら続き観るんだ…!で乗り越えてるあたりなんだかアニヲタになったばかりのころを思い出した。2周しちゃった。

まず大荷物持って志願しにきたアトラちゃんかわいい大正義だしね…ユージンの見せ場も熱かったし戦闘のテンポや描写も良くて手に汗握るじゃないけどほんとうにわくわくした。マクギリスやガエリオと交戦したのもここがはじめてだったし。

「迎えに来たぜ、大将!」

「時間どおり!いい仕事だぜ昭広!」

のとこの昭広最高すぎて惚れた…6話はほぼ日常話で、オルフェンズは戦闘少ないって言われているみたいだし、確かに毎回戦闘があるわけじゃないな?とは思うんだけれど、成長や変化が観られる日常回はけっこうすきです。うまく言えないんだけど、生きているってかんじがします。だから切ないけど第13話「葬送」もいい回だった。あれこそ生だなって思うな。あと大気圏突入のシーンも印象に残っている。敵のモビルスーツ盾にするとかさすが三日月さん…あんときのアトラのぐっちゃぐちゃの顔かわいい天使か。こんだけアトラかわいいかわいい言ってるけどわたしクーデリア派なんだわごめん。

ただ、後半、特に地球に入ってからは熱いというより凄惨な展開へ巻き込まれていったり自ら進んだりな鉄華団っつーかオルガだったから、最悪三日月さんとオルガ以外((ユージンとかは別だったけど)これは勘違いだった。後半も2周したら24話にてちゃんと加勢していた)

全員死…ってラスト予想したしむしろそれ以外ないだろ…な選択だったからラストがすこしぬるめだったような…?いや、全滅ENDじゃなくて良かったんだけど、あそこまで都合よくいくかなあ…とも思った。それこそじゃあなんであの時点でビスケット死なせた…っていう。うーん…ビスケットがいなくなったことと、それによって歯止めが効かなくなってあの選択しかなかったっていうのはわかるんだけど…

ドルトの労働者のデモとかも、あ~やりたいことってか描きたいこといっぱいあるのかな~って思ったけど、いろいろ広がりすぎて急にぼんやりしたように感じたのは否めなかった※追記:2周したらなんとなくつながった。理解力の問題だった。

でも久々にぐっと来た作品であることには変わりなかったし、これだけ夢中になったのはひさしぶりだった。知識なさすぎて歴代の作品との繋がりだとか、どう違うなにが違うってこともガンダムとしてどうなのかってこともわからないのだけれど、知らずに過ぎなくてよかったと思える作品だったことに間違いはないです。なんかとっ散らかった感想になってしまったけど…

モビルスーツモンタークさんの赤い機体がかっこよかったな!カラーリングとしゅっとしたのが好み。名前調べたら「グリムゲルデ」だったからさらに良き。バルバトスの武器も鈍器系だったり太刀だったりしてわくわくさせてもらいました。

 

27話からリアルタイム…と言っても日5はだいたい働いているので真のリアタイではないんだけど、追いついたので観ています。

気になるポイントがすでにたくさんあって非常に楽しみです。OPには不穏な三日月さんの姿もあって壮絶な展開になりそうだなあ…と思っているところであります。

毎週待ち遠しくてたまらなくなりそう。

*1:Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔。竹若さんたちのミステリアスな主人公という説明を受けて、宮田くんがキスマイメンバーに例えた

キスマイ担、オルフェンズにあっさり落ちる。

Kis-My-Ft2の宮田くんが出演した『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の特番をみた。特番観ていなくてオルフェンズを進行形で観ている方はネタバレ書いているので気をつけてください。

 落ちる、と言っても正確にはまだ観ていないのだけれど、30分であっさり「やばい、観よう…」ってなった。

オルフェンズは第一期の放送当時、Twitterで毎週話題になっていたので、人気なんだなあくらいの認識でまったく触れてこなかった。たしか岡田さんが脚本書くっていうニュースもちらっとみた気がする。「あの花」*1のイメージがつよかったので、ガンダムってまたずいぶんちがうジャンルのものを…って思ったのを放送観ながら思い出した。

わたしはガンダム自体にそもそもほぼ触れていなくて、観たことあるのは無印とSEEDくらいかな、あとOOは観てみようかなと思いつつ観ていなくて(女子ヲタみのつよいチョイス)UCおもしろいよっておすすめされたり、良平さん*2がサンダーボルトに出るっていうから、去年挑戦しようかなと思ったりもしたのだけれど、ガンダムって敷居高いというか、その正史?U.C?言い方がただしいのかわからなくて申し訳ないが、この作品とこの作品はおなじ世界線?だけどこれはちがって…というのが複雑でどうやって理解したらいいのだろう…混乱。ってなってしまい手の付け方がもはやわからない…というかんじだった。ただ職場でトライエイジのカードを扱っていたことがあるので、登場人物とかモビルスーツの名前だけはちょっと知っているかもな…キュベレイパピヨンきれい…とかそんなレベルのはなしだけど。

 

ロボット系アニメといえば、わたしはエヴァ(ロボットじゃないけど)がじぶんの人生に多大な影響を及ぼしたもの選手権で1,2を争うくらいの作品なので、そっちにどっぷり浸かっていた(Qのつづきはよ)のもあるかもしれない。エヴァは正直、とくに旧アニメや旧劇はメンタル的な意味で観るタイミングがむずかしく、下手すると底まで沈みきってしばらく浮き上がれないまま日常を送ることになるので、ライトな感覚で「またみよーっと」とはならないけど…覚悟がいるアニメすぎてね…

あとはマクロスとかかなあ。Fのシェリル・ノーム惣流・アスカ・ラングレーとじぶん内すきな女性アニメキャラクターランキングにおける双璧だったり、音楽がキーポイントだったり、その音楽がどの作品もすきで。シェリルはもちろんのこと、プラスのシャロン・アップルの「INFORMATION HIGH」をはじめて聴いたときほんとうに衝撃的だった。バルキリーの変形とかも素人目線でかっこいいなとか。

あーあとエウレカセブンもいいね。「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」ですね。SUPERCARの「STORY WRITER」に乗せてリフする映像にしびれたり、わたしくそサブカル厨女なので、話のタイトルが毎回いちいちかっこよくてやばい!って思ってたな。第48話「バレエ・メカニック」は泣かずにはいられない(追記:まちがえた。47話って書いてたので修正しました)アネモネ…!!

 

…それくらいかなあロボット系は。なので「宮田くんをガンダムにはまらせる」というテーマをそのままそっくり楽しめた。

はじめに竹若さんが「人間ドラマ」「大河ドラマ」と言ったときにすでに、お、もしかしてすきなジャンルのやつかも、と興味がむくむくと湧いてきた。ことあるごとにバックでかかっていたマンウィズの曲もかっこいいから相乗効果もあってなんかドキドキしてきちゃって、やばい、おもしろそう、観ようかな…!アナの方がおすすめしていた戦闘シーン、生々しいかんじでわたしの知っているガンダムじゃないような…?ん、物理?!?!ていうかえっマクギリスかっこいいな!とか高まっているところに投下された3人が選ぶ名場面集。

えっキャラの死……!?!?!?

一期はとっくに終わっているしネタバレもなにもってかんじだけれど、軽率に明かされた重大なネタバレにぎょっとする我。

はなしの前後もキャラクターのことも説明があった範囲でしかわからないけれど、このシーンあやうく泣きそうになった。あのタイミングで曲流れてくるのはだめなやつ…っていうかこの曲鷺巣さんなの!?(ぐぐった)そりゃいいわけよな…

あと向さんチョイスのシーン。

えっさっきの白い女の人もしぬの????

宮田くんじゃないけど、二回目は無しですよ(笑)

だけどすきな方がチョイスしているだけあって、これもなかなかくるシーンですね…あの女の人もしかしたらわたしがすきなかんじのキャラかもしれない。

二度にわたる重篤なネタバレはあったけれど、それでもやっぱり観たいと思ったのでレンタルしてこようかな。この時期棚空っぽかもしれないが…

さいきんめっきり二次元関連によわくなっていて、「君の名は。」どころか「傷物語」の二部も観に行けていないくらいアニヲタ名乗る資格なしなんだけど、ひさしぶりに高まりを覚えた作品だった。

とりあえず公式HPとウィキぐぐってみた。声クラスタとしては声優さんも気になるところ。

主人公は「3月のライオン」で桐山くんやる方かなあ。秋アニメはライオンだけはなんとしても観ようと思っている…羽海野チカ先生も人生に多大な~選手権上位。

あっ例のビスケットくんのシーンに出てきたキャラ、細やんか!!この声だれだっけだれだっけってずっと考えていた。梅原くんや花江くんもいるのね。

っていうかマクギリス櫻井さんなの?!?!あーあの女の人井上さんか!!!あ、これはすごい。あっハーレムのひとは鳥さんなのねwわ、なんか似合いそう。

あまりじっくり読むとさらなるネタバレになりそうなのでざっとスクロールしただけだけど、声優さんも豪華だ。大川さんとか田中さんもいたぞ…

二期のスタートまでに追いつくのはさすがにきびしそうだけれど、ことしの秋冬はちょっとずつオルフェンズを観るのをたのしみしようと思う。

 

なんかひさしぶりにアニメについて書いた気がする。ほんとうは「バスケも恋も、してみたい」の感想を書きたかったのだけれど、あのドラマ観たらなんでか苦しくなってしまって、うまくまとめられないんだよなあ…The普通を目指して藤ヶ谷くんが演じたもさいってかださい土屋くんはすごくよかったし、はなし自体はもうすこしくわしく観たいなあとも思ったくらいよかったんだけど。学園ものの少女漫画読む感覚で観るんだろうなという心がまえが甘かったのかも。刺さった。

I SCREAMのライブが最高だってきっと知ってたよ。

さすがにいまさらすぎるので、テンション高めのレポ風な下書きを直しつつ書こうと思う。

今年のキスマイのツアーのはなしをします。去年のはなしもします。去年のツアーがすきなひとは嫌なきもちになるかもしれないことをはじめに言っておきます。

 

まず、すごく正直なことを書いてしまうと、わたしのキス担人生は2015年で完結するんだろうと去年思っていたし、覚悟もしていた。

漠然と、もういいかな、と思ってしまったのだ。『KIS-MY-WORLD』ナゴヤドームの1日目にスクリーンに映る藤ヶ谷くんを見ながらおわりかもなって唐突に浮かんできた。

このツアーは大阪、東京、名古屋と3回もはいったけれど、正直まったくしっくりきていなかった。もちろんそのときそのときはたのしかったと思うし、たとえば「Hair」聴けたのはすごくうれしかったとか、そういう断片的なものでしかなかった。

 

あのツアーにキスマイが携えていたアルバムは同名の『KIS-MY-WORLD』というアルバムだった。

このアルバムは「そろそろ攻めてもいいですか?」的な煽りのCMが流れていたし、前作からの流れをうけてどんなものがやってくるのだろうととても楽しみにしていた。『Kis-My-Journey』があの時点でキスマイ史上一番の名盤だと信じていたので、さらに攻めるの!?それ以上がくるの!?!?と思っていたら攻めかたそっちかーい的な肩透かしがあったことは否めない。すきなひとごめん。

単品で聴けばすきな曲はいろいろあったけれど、ユニットをのぞけば新曲が4曲しかなくてあとは既出のシングルとカップリング。このバラバラの世界観をコンサートでどう表現するつもりなんだろうと疑問だった。

強引に解釈すれば、いろんな世界があるけどさいごはひとつだよキス&ピースフォーエバー的な?

わたし自身は、実際のコンサートでも結局そういうことなのかなー?というなんともぬるい受け取りかたしかできなかった。いささか強引かなあっていう。ナチュラルじゃない。ものごとにはかならず、終着していくための過程がある。偶然にしろ必然にしろ通るべき過程を通って終着するべきだ。コンサートの構成というものは意図して作られたものだから、必然的に過程を作ることができるのにもかかわらず、そういった流れもあまりかんじられず、セクションごとにぶつ切りにされているものをならべただけのように思う。だから観ているほうのテンションもきもちよく持続しない。途中で切れてしまう。思い返せば、しんどいな、と思った時間があったのも事実だった。

さんざん言われていた手つなぎは、はっきり言ってわたしも嫌だった。手をつないでひとつになることを終着点としたければ、そこにむかっていくべき構成と観客の巻き込み方があっただろうと思う。自然発生的ではないものを観客に求めるとき、そこには理由が必要なのではないかな?だってあのときわたしたちが手をつなぐ理由がどこにもない。

あまりにエモすぎて手をつなぎあってしまった、という偶発的なものでもないかぎり、あの場で手をつなぐ必要なんてどこにもなかった。

あの曲をあのように観客によって完成する演出としたければ、そこにむかって流れを組み立てるべきだったと思う。あの場でそれ以外選択肢がないというくらいの説得力をもたせられないなら正直やらないほうがましじゃないかとさえ思った。

だから、観終わったあと、コンサートってこんなもんだったっけ?と疑問符だらけだったし、そもそもテーマというか構成も似たようなかんじで、ジャーニーの焼き直ししてどうすんだって思った。

わたしは守りにはいってほしくないというきもちもあったし、もはや彼らがどこに向かいたいのか、個々のおしごととかじゃなく【Kis-My-Ft2】としてなにを目指しているのかが不明瞭なうえにあまり成長の度合いもみえないというか、それぞれががんばっていないわけじゃないとは思うし、誰が、とかじゃなくて、グループの雰囲気として、あれ、ハングリーさログアウトしてね?デビュー前のことはわからないから、わたしがすきになり始めたころに受けた印象と比べてっていうはなしでしかないけれど、あの前のめりなつよさどこにいったんだろう、なんかパンチないなあ伝わんねえなあというのが率直な感想だった。なぞの上から目線でごめん。

 

当選してるだけでも幸運だから多くは望んじゃいけないとは思うけれど、わたしはこれまで座席運がなくて立ち見とか天井安定で、豆キスマイを拝んでばかりだった。でも、それでもすごくたのしくて、天井の上段でもぜんぜん沸けた。個人的にはコンサートやライブってそういうものだと思っていて、そりゃ彼らはアイドルだからバンドとちがって音楽聴いて踊れればそれでいいってわけじゃなくて、近くでみてみたいって願望がないとは言わないし双眼鏡で追ってたいなってときもあるけれど、それでもそこに音楽が流れてパフォーマンスしていることにはどちらもかわりないから、どの席にいたってたのしめるのがわたしにとっての正解だ。

でも、WORLDのときは遠いことがすごくストレスで、とにかく近くでみたいなあって考えていた。このきもちはどういうことなんだろうと、とにかく近くでみたい病にかかっているのか、もうそうじゃなければおさまらないほどなのだろうかとか、しばらく悩んだのだけれど、それはことしの夏に答えが出た。

 

 結局、WORLDのあともきっぱり降りることはできなくて(っていうかあがるのがちかいかなあ、降り先があったわけじゃないので…)すこし遠くから彼らを見ながらゆっくり追いかけていた。キスマイのまわりでいろいろ起こりすぎている気がしてつかれていたのも要因のひとつかもしれない。

 『I SCREAM』が良作だということは試聴のころからさんざん書いてきたので省くけれど、このアルバムに関してはキスマイ史上の名盤更新した…!ってたぎったくらい、すなおに良いアルバムだったのでこういう作品を引っ提げたツアーはいいものになるだろうと期待していたし、このアルバムの良さをそのままコンサートに投影すれば、おのずとそうなるだろうという予感もあった。

 

その期待への回答がどうだったかさいしょに書いてしまうと、それはそれはたのしかった。わたしすごくたのしくなっちゃってライブ中にパンプスの片方のヒール折った。そんくらい。正確にいえばヒール部分と靴底がはがれてぶらんぶらんになったんだけど。席はあいかわらず双眼鏡が必要だった。それでもそんなこと関係ないくらいたのしかったし、ストレスもなくてどうしても近くでみたいというきもちも起こらなかった。これは好みのはなしでしかないと思うからもちろん2015年をまるごと否定するわけではないけれど、ライブそのものの空間をたのしめなかったから、近くでメンバーを見てなきゃどうしようもないと無意識に思っていたんだと気がついた。

 

OPから「YES! I SCREAM」がはじまったときに、試聴でとてつもなく高揚した5月のことを思い出して爆上がりしすぎて泣いたし、アルバムのながれそのままに「Gravity」までなだれこんだときに、なんだろうなあ、なんだかすごくしっくりというかすきまなくぴったり合致するような感覚におそわれて一気にひきこまれた。これがわたしの夏だって思った。

 そんなエモさのなか「KISS魂」なんて最あんど高じゃない??ぱーてぃろっきん!だよ??これフェス出てもこのままセトリもっていけますよね!!(出ない)

しかしこのセクションから「Everybody Go」を外したのにはわりとおどろいたポイント。ここのところ1曲目だったジャーニーをのぞいてだいたい2、3曲目あたりに持ってきていたから。コールあるし一気にボルテージをあげるにはわりと起爆剤になりえるからだと思うけれど(あと他担を置いていかないとか)思い切ったなーと。

「メガ☆ラブ」はまわりの若い子たちがすっごくたのしそうだったよ。キスマイって若いファン多いのかなって思うくらいじぶんの席のまわりは中学生とか高校生っぽい子多くて、「メガ☆ラブ」でほんとに盛り上がってた。コールの声きらきらでおばさんまぶしかったよ…キスマイってこういうの求められてるのかな、こっちの方向いったほうがいいのかな、とペンラをふりながらかんがえてしまった。これは「MU-CHU-DE恋してる」のときにも思ったんだけど。

 

藤ヶ谷くんのソロは、試聴のときにはあまりぱっとしないとか抜かしてたんだけど、歌詞をきちんと読んだらものすごく印象が変わった。ちょっと長くなるけど自担なのでゆるして…

ちなみにわたし彼のソロは「xLunaSx」がもともといちばんすきで、これはもうサウンドはもちろん、あの衣装もすごく刺さったしあのドレスの部分を揺らしながらおどるところも、さいごにドレスをひるがえす瞬間も、あと、まあ…タイトルをxで囲んじゃうくそ厨ニ具合ももうぜんぶあいしてる。というか藤ヶ谷くんのソロ演出はわりとトンチキだし他のメンバー担の方からみるとこれ草はえるんだろうなってなるんだけど、だけどもはやそういうところも含めて自担以外なにものでもない藤ヶ谷太輔ですきです…キスマイ楽曲大賞で下位だったけど…うう…(ごめ、投票してな…やってること知らなかった…やはりジャニアカ持つべきだな…)

脱線した。

「You`re Liar♡」は女子目線の歌かなあ似合うかもなくらいに思ってたけど、もう冒頭からざわついた。これはとんでもない歌詞書いたなって、たおれそうになった。わたしが狼のたいぴとかいまいち沸けないのはおそらくこういうことなのかもしれない。なんかこういうところが見え隠れしちゃうんだよ。頭抱える。いや、かわいいよ、狼もかわいいんだけどさ。

「自担」というのはジャニーズ特有のことばだけれど、ほんとうによく言ったもんだな、と思う。つくったひと天才か。ジャニーズ事務所の他グループもジュニアもふくめて、かっこいいとかかわいいとかすてきとか、推しとかリア恋枠とかいろいろあるしわたしにもすきなひとはいろいろといるのだけれど、自担はもはや自担でしかなくて、自担としかもういえないひとが自担なのだろうと今回の藤ヶ谷くんのソロを聴いて実感した。自担ということばに幾重にも織り込まれている想いは複雑で、ことばにするのがむずかしいよね(ただ語彙がないだけ)

ただ、ライブのほうは映像がなにを指しているのかはよくわからなかった。きちんと観たかったけれど、基本的に藤ヶ谷くんのソロのときは一挙一動一投足見逃したくなくて、つまさきからゆびさき、衣装のうごきかたや髪の毛の揺れ方まで、藤ヶ谷くんからこぼれるものをぜんぶみたくて、冷静にかんがえるとやばいな!?ってじぶんでも思うんだけど、そういうきもちなので、ちらちら映像確認して双眼鏡で踊るのもみて、スクリーンに大写しになる表情もみたくて目が足りない案件になったので、映像のほうは諦めてしまった。たださいごはみたよ。心臓とまるかと思った。ホラーみあるものが極端に苦手。でも映像部分はきちんとDVDで確認したい。だけどスクリーンの映像は映らないだろうなあ…

そういえばたいぴソロのとき、口に手をあてて「はっ」ってなっていたらしい。家族に言われた。無意識だった。かっこよすぎたからしょうがない。

 

個性爆発しまくってたみんなのソロの感想。たのしかったよまじで!!

横尾さん、センステの円形ステージをカウンターキッチンみたいにみせる演出してたよね?あれすきだったなあ。あと黒シャツってところがわかってるなと思いました。

でもさ、ソロであのPOPみあるかわいさ出してからのサイコの衣装はずるいよね~~~超かっこよかったんだもん。振り幅!!

 二階堂くん。「LOVE キスマイ YES!」というフレーズのキャッチーさと説得力がライブであそこまでのうねりを生み出すものになるとは…やっぱりライブありきというかライブによって真に完成する曲なのかもなあ。シンプルだけどやっぱりほんとLOVE キスマイ YES!なんだよね、極論、ライブという空間はそういう感情で満ちているから。

 たまちゃーーーーーん。むちゃくちゃかっこよかったよ!!特効だけじゃなくてレーザーも乱射していたよね?かっこいいもの、やりたいこと、みせたいものに妥協がないひとなんだなとあらためて思った。うちの玉森担はあまりのかっこよさに魂抜かれたもよう。ヌマクローフェイス*1で「WANTEDの記憶ない…」(後日談)

ほかのメンバーがバックをしたがえて披露したのに対して、ギター一本だけもってあのひろいステージにひとりで55000人もいるドームの空気を一瞬でじぶんの色に染めることのできる北山宏光のつよさなに…出だしのところでよくミスっていたらしいけれど、わたしが入ったときはとくにそういうところはなかったような…?っていうかそれいつものみっくん流の照れじゃないのかなあと思ったんだけれどそのあたりはどうなんでしょ。ギターアレンジとてもよきだった。

わたしがいちばんすきだったのは宮田くんの。全力出すってたのしみにしてたので期待通りでよかった。この曲がめっちゃすきなんだ。わたしこのときがいちばんコールの声大きかったと思う。とつぜんキンブレとりだす人が続出したからびっくりしたけど…ガチか。それ(キンブレ)が正解なのかどうかはわかんないけど、すごい熱量の空間でしたね。今回のペンラはヲタ芸にはむかないからなあ。棒ペンラグッズであってもよかったのに(採算など経済的なことは度外視)宮田くんプロデュースとかさ。それはそれで面白いと思うんだけどなあ。わたしはあの曲のためだけだとしても買うよ。

 トリは千賀さん。まさかにかせんで来るとは思わなかったよ…尊い…にかせんはわたしをどこへ連れていきたいのかな??板前ダンサーからこのダンススキルを魅せるソロへ極端な振れかたができるのはキスマイ髄一なんじゃないかなあ。個人的にこういうのを持っているひとはつよいなあと観ながら思った。

 7人の個性がそれぞれぜんぜんちがうから、アルバムに7曲組み込むことなく『I SCREAM』はひとつの作品として完成させて、ソロは別盤でつけたのがたぶんよかったんだと思う。ライブでもそういう切り口として観ることができた。

 

あととくによかったのは鳥籠を模したセットと幻想的なライティングで歌った「Flamingo」かな。

この曲は個人的に今のキスマイにおける最高到達点だと思っている。2012、3年のころにはこういうのは想像できなかった。曲調も歌い方も表現力も。おとなになったなあ。全員の歌割りとかもいいんだよね。とくに「今更踏み込めないボーダーライン」を宮田くんに「遠ざかるスイート&ビター」を玉森くんに振った方にハム贈りたいわ。

 だけど!!!ここライブでなかったよね!!!アルバムの新曲くらいはフルで歌ってくれ!!!たのしみにしてたのに〜〜〜!!!

「PSYCHO」からの「Black&White」はもはや定番になりつつあるバクステで特効がん焚きの流れ。3年でTake Over、エタマイときてブラホワまで使いきってこのあとどうするんだろう。「Let it BURN!!」とかも合いそうだし、今やんなきゃ二度とやんないかもしれないカップリングの曲持ってきても良かったのでは…?火使いみたいなキスマイかっこよだからいいけど、あたらしみほしいな〜〜

そして触れないわけにいかないのは、「Re:」で本編を締めておいて、これぞというシングル曲3曲をここまでとっておいてからの「I Scream Night」だと思う。「キミとのキセキ」はアンコールむきみたいなイメージがじぶんのなかであるんだけれど、エビバデとしはははやっぱりわりと有名でもりあがりやすい曲だし鉄板感あるから、本編に組み込む安心感はあるけれど、あえて(たぶん)それをしなくなったのはまじか案件でした。いい意味で。

「I Scream Night」はもうアルバム聴いてるだけでも爆上がりできる曲だったし、車のなかでも部屋でもレッツパーリィしまくっていたので、たのしみにしていたのだけれど、実際ものすごくたのしかった。夏だし水使いそうだなあ…と予想してたけれどまさかあの巨大シャワーみたいな装置から水が噴き出すとかww水に濡れてはしゃぐ自担なんてめったに観れる機会ないのに、この曲のときはほんとたのしくなっちゃって双眼鏡もペンラもそっちのけで踊りまくってた。あのときばかりはふだんキモヲタのわたしもただのパリピですよ。

永遠におわってほしくないとこころの底から思ったのはキスマイのライブでははじめてかもしれないな。だけど永遠なんてどこにもないから 、わたしは彼らのこの2016年の夏のきらめきを大切にしまっておこうと思う。

 

はやくDVD出てほしいね!!宮田さんが沖縄で家買えるようにみんなで買おうな!!

 

あ、えんせーい*2の感想書くの忘れた。

*1:MステSPの記事に貼ったヌマクローというポケモンの画像参照

*2:&say

べ、べつにあんたのためなんかじゃないんだからねっ…!

急に感謝されるととまどう系ヲタ。

一連の追いシャララ騒動が落ち着いたあとに更新されたみっくんと宮田くんのキスログと、まいにちたまもりゆうたの内容に狼狽を隠せない。

Mステのとき、エゴーサーチャーいるから知ってるでしょ~~なにも言わなくても表情でわかっちゃうんだから~~コノコノってなってたし、藤ヶ谷さんが若干の匂わせしていたとはいえ、ここまで踏み込んでくるとは思わなくて、倒れた。まって、追いシャララ☆はまだかわいいとしても、シャララ狩りとかいって狩猟民族の如くキスマイ担がCDショップに駆け込んでいたのを知っている…?やだ///はずかしい///

でも泣いた。もう~~~すき~~~~;;;;ってなった。

理由はそれぞれだったと思うし、きもちもそれぞれでそもそもいろんな意見があるのはあたりまえの騒動だったし、キスマイ担だけの話ではおさまらないほど大きなうねりになったことにより他G担の皆様や各メンバーがお世話になった界隈のファンの皆様にご協力いただいたり、逆にご迷惑をおかけしてしまったことや嫌な思いにさせてしまったこともあるだろうし、なに矛先向けてんだやめとけって言いたくなるようなネガティブな方向に走ったひともいたし、正直いろいろありすぎてすごい密度だったけれど、わたしほんとうにキス担やっててよかったと思った。

わたしはデビュー前のキスマイ知らないくそ新規だからむかしからのキス担の方がこれまでどれだけがんばって熱い活動をしていたかも知らなくて、えらそうなことは言えないけれど、すくなくともわたしが見てきた何年かの中では、これほどキスマイ担が団結しているできごとははじめてみたかも?

ツイッターのジャニヲタアカウントを持っていなかったことを悔やんだよね…わたしはしごとだったので日曜はCDショップに行けず、うちの玉森担から「この店まだ通常も在庫ある」って連絡がきたときに呟きたい…!って思ったし、有益な情報などもrtしたかったんだけど、ジャニーズぜんぜん関係のないアカウントしか持ってなかったから、流しまくるのもなー…と。そもそも拡散されな…つら。

わたしの仕事場は入荷枚数はめっちゃ少ないけど、すこしCDも扱っているので、もしもうちに追いシャララしにくる方がいたら「うち、オリコン反映店じゃないけど大丈夫ですか!?もし追いシャララならここに在庫あるみたいですよ!!」っていう準備だけはしていた。会社のみんなには内緒だよっ!(アニヲタ臭オリコン反映店のリストを流してくれていた方がいたので来なかったけど。ごめん上層部、わたしもべつの店で買った。

 タグから高度な情報戦が展開され、どんどんキスマイ完売\(^o^)/していくことや、たくさん追いシャララしてた方たちをみてすごいなあって思ってた…いろいろな店レポみて、すごいなあって思ってた…CDショップさんもねえ、日曜日忙しいなか、在庫確認はまだしも「オリコン反映されますか?」って問い合わせたくさん受けて大変だったと思うし、エイベックス様のタクシー納品もねえ…ありがとう〜〜〜(´;ω;`)ありがとう〜〜〜(´;ω;`)って、しごとに戻っても涙腺ゆるゆるになっちゃって、 (;´༎ຶД༎ຶ`)←こんな顔でしごとしてたと思うwこの日発注メインのスケジュール組んでおいてよかった(こんなおとなになってはいけない)

 

わたしのできたことは微力だったけど、この結果がこれからの彼らのおしごとに繋がっていくような、キスマイまだまだ求めてますよ!?!?!?っていう声のひとつとして見せられたらいいな、と思っている。でも毎回これはさすがにきついぞ♥

今回たくさん色々勉強になったことがあるからつぎに生かそう。

 

キスマイちゃんデビューから連続17作1位おめでとう。

決してあたりまえではないそんな記録をもつグループとして、これからもすてきでいてほしいし、また、そんなグループにふさわしいファンでありたいな、ということをあらためてつよく考えた1週間だった。